2011/02/03
読売新聞 2011年2月3日に掲載
まずはこの本から始めよう
日本では多くのクリニックが毛髪治療を行っていますが、アメリカに比べるとまだ制度・用語が整っておらず、誇大広告や、患者の誤解を誘う医師の説明が問題となる事も多いようです。
この本には毛髪治療(植毛・自毛植毛・薬物)とはどんなものか、どの薬にどの程度効果があるのか、その他、治療後の毛髪や、クリニックの賢い選び方等を紹介しています。
分かりやすい用語説明(株とFUT)
この本の冒頭に紹介されている最重要用語が「株」です。(株は毛髪治療(植毛や薬物治療)において採取した髪を植えるときの単位)
ひとつの株にひとつの毛穴(FU・フォリキュラー・ユニット)になるまで分割してから植える事をFUT(フォリキュラー・ユニット・トランスプランテーション)と呼びます。
FUTは現在の国際的な標準術式とされており、治療後の自然さという点で評価が高く、毛穴が複数ある株はMFU(マルチ・フォリキュラー・ユニット)と言い、この株を混ぜた術式はFUTとは区別されます。本書では、このような難しい専門的用語も図説で分かりやすく説明しています。
女性の薄毛にも自毛植毛等の毛髪治療は有効!
この「よくわかるヘア修復術」では女性の薄毛治療や美容手術、外傷、皮膚病等の傷あとへの植毛に関してもページを割いています。
男性型脱毛症と女性型脱毛症の違いから始まり、各種症状の治療法等女性への毛髪手術など、当院院長(今川賢一郎)の豊富な経験と知識に裏付けられた確かな内容です。
※女性の薄毛に対する悩みは、男性に比べて深刻な事が多く、もし周囲の人にも相談出来ない悩みを抱えている方がいれば、本書は解決への第一歩として心強い見方になってくれると思います。