2009/06/25

明確に現れるFUTの効果

明確に現れる”FUT”の効果や、多量・高密度での植毛が世界のトレンドであること、治療を受ける際の注意点
などについて述べた記事内容となっております。以下に記事内容をまとめています。

薄毛を抜本的に治す

当クリニックで行っている自毛植毛術は、”FUT”という最新のテクニックです。
その効果は、「生えるのか否か」の次元をはるかに超えて明快そのものです。薄毛の場所に植毛した髪は、患者さん自身の後頭部から毛根ごと採取したもので す。この後頭部の髪は、ハゲの主因と言われる男性ホルモンの影響を受けにくい毛根から生えています。また毛根には、「ドナー・ドミナンス」という法則が働 いているため、後頭部の髪を毛根ごと薄毛の場所に植えてやれば、髪は植毛場所で毛周期に沿ってずっと育ち続けてくれます。

FUTとは

“FUT”とはフォリキュラー・ユニット・トランスプランテーションの略で、”FU”とは毛髪の解剖学的単位です。
ひとつのFUは、主に毛穴を共有しながら生えている1本毛から3本毛と、皮脂腺や起毛筋などの関連組織がコラーゲンの帯で囲まれた形になっており、髪の育成に不可欠な機能を保持しています。
実際の治療では、まず後頭部から頭皮を採取、それを顕微鏡下でFUひとつひとつに株分けし、薄毛の場所に植えていきます。日本人の場合、ひとつのFUの平 均毛数は2本で大きさは約1ミリ程度。この小さなFUにダメージを与えず、しかも鮮度を保ったまま薄毛の場所に植えるには、みなさんが想像する以上に綿密 な手さばきで手術を行わなくてはなりません。患者さんの大事な髪を活用する治療だからこそ、そういった細部にまで手を尽くす必要があります。

一度に多くを濃密に植える

日本人の場合、発毛密度は1平方センチあたり約80株(約160本)です。ドナー(後頭部の頭皮)の発毛密度が高ければ、一度に3500株(7000本)以上の植毛も可能です。
世界の毛髪外科のトレンドは現在、他株数・高密度での植毛です。それは、一度に2500株(5000本)以上を植毛する「メガセッション」、そして1平方 センチに35株(70本)以上を植える「デンスパッキング」という技術を、欧米の専門医のリーダーたちが行うようになったからです。

さまざまな植毛のケース

当院には、大学病院から紹介された患者さんが地方から来院されることもしばしばあります。
それは、熟年男性の薄毛治療に限らず、薄毛の女性や、怪我や火傷で髪を失ったケース、そして頭の傷痕を隠すための植毛にも及んでいます。

当院の治療内容

実際の手術は痛みの心配もなく、入院不要の日帰り手術です。傷痕を隠すために小さなお子さんも受けられるような安全な手術です。また、治療費も国際相場に則った金額に設定していますので、安心して来院していただきたいと思います。
また、当院では薬物療法も行っています。こちらの薬代もリーズナブルに設定しており、患者さんの症状に合わせるオーダーメイド処方で1ヶ月分が7350円となっています。

自毛植毛術を受ける際の注意点

最近は薄毛治療が注目されるようになり、営利優先で自毛植毛術を行う美容外科・形成外科が増えていると聞きます。カウンセリングの際は、必ず担当医を相手 に、「採取する頭皮面積はどれくらいか」「何株(何本)植えるのか」「治療費はいくらか」などを質問し、明確な回答を得てから手術を考えるべきです。