2011/06/09

日本の薄毛治療が高額なわけ

求められる料金体系と技術の確立

海外で開かれる学会に出席するたびに友人たちに言われるのが日本の治療費の高さ。日本には体系だった
料金システムがなくクリニックの裁量に任されているのが現状です。

しかも、多くのクリニックで移植毛1本あたり幾らの料金設定を採用する際に、さらに数十万円の基本料金を
設けています。

基本が何を意味するのか全く不可解です

技術を世界基準へ

今川院長が現時点で最良の治療法と確信し、10年前に自身も受けた植毛法が「FUT」です。「FUT」とは”フォリキュラー・ユニット・トランスプランテーション”の略です。
男性ホルモンの影響を受けにくく薄毛になりにくい後頭部や側頭部からドナーを採取し、 それを顕微鏡下で一つの毛穴ごとに株分けし、患部に1株ずつ移植する治療法です。
しかし、この究極の薄毛治療ともいうべき植毛が、日本で欧米並みに用いられないのはなぜでしょうか。その理由は、専門医の不在と高額な手術料にあると今川院長は指摘します。

植毛手術は医師免許だけで出来る

日本では医師免許さえあれば、何科の出身でも植毛治療が許されています。
そのため、薄毛治療に関する知識に精通し然るべき技術指導を受けた真の専門医が育たずわが国の
植毛治療は医療として未熟です。