投稿者：T.Tさん

• Q

  自毛移植後のAGA治療にかんして

  2023.01.22

  40歳です。2年半前に他院でFUEで1200株を後頭部から、前頭部(生え際中心)に自毛移植しました。自毛移植後は、すべてが解決したように幸せだったのですが、2年半ほど経つ中で、移植部分(生え際)が再度後退したり、薄くなっているのを実感します。AGA治療の内服薬は継続中です。
  
  1.
  自毛移植した髪も、移植場所によってはAGAの影響を受けるのか？もしくは、移植場所の自毛移植した髪以外が抜けていて、薄くなっていると感じるのか？
  
  2.
  自毛移植をしても、38〜40歳の2年半で、再度進行が気になる程度にAGAが進んでしまったことに落ち込んでいます。にわか知識での自毛移植できる株数は上限があることを見聞きすると、正直、50歳までの10年間とかに髪の毛が残っているイメージがわかず、鏡を見たり、美容室に行くたびに気持ちが落ち込んでしまい、絶望感に苛まされる毎日です。
  
  もはや、打てる手はないと割り切って、髪型自体を大きくかえる、ハゲてしまうことを受け入れたほうがいいのか、悩んでいます。
  
  なかなか他人には相談できず、今後の治療をどうしたらいいのか、ということを抱えきれずに書き込みました。どこかのタイミングでヨコ美さまにもお世話になりたいと悩みながら、1年近く経ってしまっていて、今回、思い切って質問させていただきました。よろしくお願いします。

• A

  Re：自毛移植後のAGA治療にかんして

  2023-01-21

  T.T様
  
  ・AGAの進行のために既存毛が抜けて薄くなったのかもしれませんが、前頭部への植毛では最前列から移植毛を植えることが多く、それが抜けることは稀だと思います。前回の植毛では既存毛より後方に移植毛を植えつけたのでしょうか？通常ではそのようなシナリオはないと思います。
  ・移植毛はドナー部の性質を移植部でも保ち続けるという“ドナードミナンス”の原理で行われます。そのため移植毛はAGAの影響をうけないドナー部から採取されるのが原則ですが、FUEではその範囲を逸脱して上すぎる所からも株を採取されることがあります。その株がAGAの影響で抜けたとしたら採取されたドナー部も脱毛しているはずです。
  ・適切だと思われる範囲から採取された移植毛でも抜けてしまう例外的なケースはごく稀にあって過去30年間で数例経験していますが、その原因は解明されていません。植毛の分野ではまだ“未知”が残されているのは確かです。
  本当に打てる手はないのかあなたと一緒に検討させていただきたいと思います。是非現状を拝見させてください。
  
  ヨコ美クリニック
  院長　今川