投稿者:askさん

  • Q

    無料再手術

    2005.03.11

    1.無料再手術
    「もし仮に合格ラインに達しないなどのケースが存在したとしても、再度無料で植毛するなどきちんと対処すべきであると考えています。その意味では結果として、発毛は保証できるといえるのではないでしょうか。」
    植毛相談ドットコムより引用いたしました。

    不躾なご質問をお許しください。
    実際に貴院で手術をされた方で、納得がいかず、先生とお話になられたうえで、無料で再度手術を受けられた方はいらっしゃるのでしょうか?

    2.発毛率
    発毛率に関してご質問させてください。
    先生は80%以上の発毛率は、必ずしもとはいえないと断った上で、だいたい保障できるとされています。しかし、厳密に計算する方法がない以上(あるのかもしれないのですが)、どのようにご判断されているのでしょうか?

  • A

    Re:無料再手術

    2005-03-11

    Re: 無題 横美会 -
    ご投稿ありがとうございます。
    1.について
    もちろん過去に納得がいかなかった方はいらっしゃいました。具体的には
    ・10年以上前傷跡の植毛をうけられて1回目は良い結果、2回目は発毛しないと訴えました。まだ半年しかたっていなかったので経過をみたかったのですが、他のクリニックにそそのかされて(?)転医しました。
    ・1回目のヘアラインへの植毛の結果は良かった方が2回目にツムジに植毛した結果が良くないと訴えられたことがありました。発毛率が悪いというより薄毛の進行によると思いましたが再手術に応じました。
    ・カツラを着用した方が何回か手術を受けることを了解され1回目に経済的理由により3000本を、またそれらを広い薄毛の範囲全体へ植えてほしいと希望されました。その通りに行って一年後に「生えが良くない」と不満を訴えました。これも発毛率が悪いというより植えつけ密度の極端な不十分さのためです。これと同じケースがもう1件あって、最近は要望があっても少数のヘアを広い範囲に植えつけることはお断りしています。
    実際に生えが極端に悪いケースは今までなかったように記憶しています。むしろ
    ・もともと達成密度が不十分だった
    ・薄毛の進行があった
    ・ドナーが猫毛で変化がわかりずらかった(これは写真を比較されると納得されます)
    が多かったと思います。1年くらいの経過の中で術前の状態を忘れてしまったこともありましたし、2回目は“生えが悪い”とよく言われますが写真で比較して納得される方はけっこういらっしゃいました。
    植毛を行った医師にも、うけた方と同様言い分がありますが、なるべく患者様が一方的にわりをくわないよう(損をしないよう)に努めているつもりです。

    2.について
    植毛チームの不注意(温度管理、乾燥防止etc.)によらなければ手術側の原因による極端な発毛率の低下はありません。発毛率の低下は手術側の要因の他にカツラなどXファクターと呼ばれる未知の原因、それをうける方のケアの要因もあります。うける方は基本的に移植毛を大切になさっているという前提に立ってもカツラ着用の方以外に特に記憶に残る発毛率の低いケースはありません。(低下したと言われたほとんどは1のケースだと思います。)発毛率を含めた全体の印象が80点以下つまりテストで言えば合格ライン以下の場合はという方が正確だと思います。(わかりにくいので発毛率80%以下と表現しました。)80%以下の場合ほとんどの方は2回目に同じクリニックで再度手術をちゅうちょします。なお80%を引用しているクリニックもありますがこれは私が勝手に線引きに設定した数字です。特に根拠はありません。

    院長 今川






    Re: 無題 masa -
    最悪の事態も想定して伺います。

    無料再手術でも合格ラインに達しない等の最悪の場合、
    生えるまで、手術するのでしょうか?それとも返金なのでしょうか?

    再手術ということは、ドナー部からまた採取すると、幅が拡がると思うのですが、縫い縮めも含めて無料で手術して頂けるのでしょうか?




    Re: 無題 横美会 -
    10年以上の経験で実際に修正したことはまれでした。今年は1件もなかった、去年は1件あったなどという頻度です。また、修正の後おっしゃるような最悪の場合は経験はありません。
    そもそも再手術のケースのほとんどは発毛が実際に悪かったということよりむしろ過去ログ6282-1に述べたように他の要因にからむことが多かったようです。納得できないケースの場合私達と受けられた方双方が互いに主張しあっても仕方がない、つまり結局うけられた方の満足を得ることが最終目的だと考えてなるべく希望にそうようにしてきました。ただ合格点といっても同じ結果である方は満足、ある方は不満足ということがあり、主観的な要素が大きく左右します。私共からみてあまり理不尽な要求と感じれば第三者に結果を判定してもらうしかないと思いますが幸いそのようなケースはありませんでした。

    傷の修正を行う場合、ドナーをとって植え込んでその費用以外を請求したことはありませんでした。(薬代はいただいております)

    医療行為に医師・患者双方の信頼関係で成り立っています。もし自分が受けたい診療にどうしても不安が残った場合には治療を受けることをお勧めしません。空港のチケットカウンターでこの飛行機は落ちないのか?落ちたらどうしてくれるのかと念をおすようなものですから。医療に“絶対”はありませんし、私達は予期しない状態の予防と対策について十分配慮し責任をもって対処するとしか約束できません。

    院長 今川

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