投稿者:ひろきさん
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Q
植毛の症例ビフォーアフター
2017.12.27
他院では角度はさておき、照明の明るさを変える傾向に思います。なぜか業界特有のものがあればご教示いただけますでしょうか。
素人でも暗ければ薄毛が目立たないことはわかりますし、正常な感覚ではそんな見え透いたやり方では逆に不信感を持ちます。少しでも効果があれば正々堂々公表したほうが印象はいいですし、明るさを変えて混乱要素を加える必要はないかと思います。
どのような狙いが考えられるのでしょうか。
この手の医院には戦略的なコンサルはついていないのでしょうか、なのか、過去の統計から正常な感覚を失った患者がコアターゲットなのかこのインターネット社会ますます個人の判断の質が求められるのかなと思い質問いたしました。 -
A
Re:植毛の症例ビフォーアフター
2017-12-29
ひろき様
厚生省の医療広告ガイドライン・医療機関ホームページガイドラインはビフォーアフターの写真の掲載は禁じています。したがって他院との優良性を示そうとするビフォーアフターを載せるクリニックそのものが胡散臭い存在といえます。
同じ内容の植毛を行なっても植えつけた株の密度やドナーのヘアの太さによって結果は全て違います。ビフォーアフターはドナーの太い、いわゆるとっておきのケースです!
ビフォーアフターをより印象的に見せる作戦は以下の5点だと思います。
・おっしゃるようにビフォーは明るくアフターは薄暗いものが多い。
・生え際ではビフォーは少しうつむき加減で地肌が見えやすく、アフターは正面から撮られていることが多い。
・生え際ではビフォーはいつものヘアスタイルで、アフターは一番濃く見えるオールバックのヘアスタイルにする。
・施術を繰り返し行って濃くしたケースの結果を、1回の施術後のように紹介することがある。
・おそらく写真の加工がなされることがある。
ビフォーアフターの他にガイドラインで禁じられているものは以下の点です。
・他との比較等により自らの優良性を示そうとするもの(タレント等の著名人が医師を推薦する行為)
・内容が誇大なもの、医療機関にとって都合が良い等の過度な強調(患者体験談を掲載する行為)
・早急な受診を過度にあおる表現又は費用の過度な強調(低料金を強調するキャンペーンの広告)
ヨコ美クリニック
院長 今川
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