投稿者:sさん

  • Q

    密度と安全性

    2007.07.04

    横美さんでは、植毛するにあたって出来るだけ密度を上げて植え込み作業を行っているようですが、安全性はちゃんと配慮されているのでしょうか?
    あと、今川先生と女性スタッフの今の技術で「出来るだけの密
    度」とは何%ほどのことなのでしょうか?

  • A

    Re:密度と安全性

    2007-07-06

    1回の植毛手術で満足できる濃さを得ること(ワンパス)はそれを受ける方の理想でしょう。
    後頭部の密度は80~100FU/c㎡(白人は100、日本人は80)ですがその50%以上の密度を達成するとほとんどの方は満足されるといわれています。
    そうだとすると目標は40FU(80本)/c㎡以上ということになります。
    FU株を1c㎡に40株以上植えつけることは技術的にかなりむずかしいのですが当院では30~35FU(60~70本)/c㎡以上は日常的に行っております。
    もうひといきでワンパスというところでしょうか。
    (%の定義がいつも問題になりますが私がいう%は100%が80FU(160本)/c㎡で50%とは40FU(80本)/c㎡です。
    クリニックによってドナーの面積÷植えつけ範囲×100の数字を%といっているようですが、それではドナーの密度の個人差があるために数字(%)が相対的になります。
    また株分け前の数字では毛根切断率のマイナスも計算されていないので数字がとても過大になってしまいます。)

    もう一つの安全という点ですがワンパスのためには従来より多くの移植毛が必要になります。
    ただドナーに関しては以前から5000~6000本(2500~3000株)をドナー採取しておりそれで特に問題もなかったと思います。
    植えつけの安全という点では
    ・頭皮の壊死などの合併症は?
    これについては幸い現在まで経験ありません。
    ・移植毛の発毛率の低下については?
    これについては議論の余地がありますがパンチ穴をつかわないこと、スリットも19ゲージ以下のごく小さなものをつかうことで防げるのではないかと海外の学会で発表されています。
    なお“安全”という意味が私の答えとちがっておりましたら再度投稿をお願いいたします。
    ご質問に沿ってお答えしたいと思います。

    欧米のワンパスを行っている植毛医を個人的によく知っておりますがほとんどははったりのない正直な医師です。
    ワンパスを行わない医師の論調で“できないこと”を“やらない方がいい”とすりかえることがあるとしたらその意見に説得力はありません。

    院長 今川

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