投稿者:t.kさん
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Q
増薬について
2022.04.05
はじめまして。
増薬についてご相談させてください。
現在フィナステリド1mg、ミノキシジル5mgを1年半程服用しています。
しかし、ここ一年ほど抜け毛が止まらないため、クリニックに診察に行ったところ、私の現状として慢性休止期脱毛8割AGA2割と診断されました。そこで下記質問について、お伺いしたいです。
①上記の場合、フィナステリドを増薬(1mg→2、3mg)しても効果はないでしょうか?
②ミノキシジルを10mgに増やすことで、5mgと比べて髪に変化・効果に違いは見られるでしょうか?
③ミノキシジル5mgから10mgにすることで、初期脱毛は起こりますでしょうか?
よろしくお願いいたします。 -
A
Re:増薬について
2022-03-29
t.k様
女性の薄毛は慢性休止期脱毛を含む3つの休止期脱毛のタイプと女性型AGAとに分類されますが、男性では男性型脱毛症(AGA)の他に非定型的AGAが知られています。男性の慢性休止期脱毛症は欧米のテキストに記載は無いと思います。慢性休止期脱毛は定型的AGAをさすのかもしれません。いずれにしても2つのタイプが併存している状態が考えにくいと思います。ドナー部を含め併頭髪全体をマイクロスコープで観察する必要があると思います。
①まずは診断がきちんとなされるべきですが、適量を超えた服用は基本的に反対です。ただアメリカのようにデュタステリドやミノタブが認証されていない国ではこれしか手段がありません。どうしても薬でなんとかしたいというのなら副作用に注意して試みても良いのかもしれません。
②③5㎎より10㎎が効果が高いという証明はありません。仮に10㎎で手ごたえがあってもしばらくすると5㎎の使用と同じ状態になると思います。その場合さらに20㎎にするのでしょうか?危険すぎます。効果と副作用の点からは10㎎への増量はお勧めしません。増量で初期脱毛を起こすリスクは0ではないと思いますが、確率は小さいと思います。
ヨコ美クリニック
院長今川 -
Q
Re:Re:増薬について
2022.03.31
ご返信ありがとうございます。
私は男性で現在22歳なのですが、抜け毛が止まらず、ボリュームが減っていくことにすごく心配になります。
男性での慢性休止期脱毛はないとの事ですが、非定型的AGAとはどのようなものなのでしょうか?
またその場合、AGA処方で良くならない場合、その他改善方法としてどうすれば良いでしょうか? -
A
Re:Re:Re:増薬について
2022.04.02
t.k様
AGAとされる状態は“前頭部や頭頂部など特定の範囲の細毛化が見られるが、後頭部や側頭部など植毛ではドナー部とされる範囲には変化がない状態”です。非典型的AGAとはドナー部の細毛化も伴う状態で、欧米のテキストではフィナステリドの使用が推奨されています。日本では非典型AGAの記載を目にしませんが、私ならフィナステリドとミノキシジルの併用をすすめると思います。
ヨコ美クリニック
院長 今川 -
Q
Re:Re:Re:Re:増薬について
2022.04.03
ご返信ありがとうございます。
現在、フィナステリド1mg、ミノキシジル5mgを服用して1年4ヶ月経過します。当初4ヶ月程は抜け毛が止まっていたのですが、それ以降再度抜け毛がでてき、ここ数ヶ月さらに抜け毛が増えた感じです。
そのためフィナステリドは効いていないのかなと思い、上記でおっしゃって頂いた方法だと改善しないのかなと感じています。どうすれば良いでしょうか?
漠然とした質問で申し訳ございませんが、すごく悩んでいます。
よろしくお願いいたします。 -
A
Re:Re:Re:Re:Re:増薬について
2022.04.05
t.k様
プロペシアの製造元の米国メルク社のデータでは、やはり1年を過ぎるとしだいに効果が下がっていくように見えるとされています。
ただAGAは進行性なのでベースの状態は次第に下がるために効果は持続してもそのように感じるのだと説明しています。
薬は効かないといっても適量以上を使用するのは基本的には反対ですが、デュタステリドやミノタブが適応外で処方されにくい米国ではフィナステリドの増量、日本ではフィナステリドからデュタステリドへの変更も考えられます。ミノキシジルの増量(実際にAGAクリニックは5mgを10mgまで増量しています。)も考えられますが、それでもしばらくすると効果が下がっていくように感じるはずで、さすがに20mgへの増量は循環器に対する副作用が心配です。薬だけでAGAの悩みが解消できるのかはわからないということです。
ヨコ美クリニック
院長 今川
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