投稿者:ちゃめさん

  • Q

    仕上がりの外観について

    2006.07.05

    はじめての投稿となります。ご回答よろしくお願い致します。

    自然さが最優先されるヘアラインとは違い、ボリュームが求められるつむじ周辺には「濃く」みせるテク二ックとして、大き目の株(3〜5本毛)が使われるとよく聞きますが、仮にこのつむじ周辺の同一範囲に同一本数(例えば5000本程度)を植えた場合、自然さにおいては小さ目の株(2〜3本毛)をマメに植えたほうが、たとえ複数回にわけて行う手間があるとしても断然良いことは簡単に推測できますが、パッと見のボリューム感について「のみ」に限定していえば、植えた毛髪の絶対数が同じであっても、この両者に違いがでてくるものなのでしょうか?。

  • A

    Re:仕上がりの外観について

    2006-07-05

    私はパンチ植毛の時代から植毛を行なってきましたがパンチグラフトでも濃さは十分に得られました。
    植毛の結果には「濃さ」と「自然さ」という2つが必要ですが、「濃さ」は「自然さ」があってのことだと思います。
    私は現在ツムジもヘアライン同様FU株を使用すべきだと思います。
    その理由は
    ・日本人は黒髪で白人よりヘアが太いので大きな株(以前はミニグラフトといい今はMFU株といいます)ではドナーが細い方でなければよくみると植毛したことがばれてしまう。
    ・大きな株はそれを入れるスリットも必然的に大きくなり細かく植えつけられない、つまり達成密度はFU株よりMFU株の方が下がるので、単位面積あたりの本数はふえない。
    ・大きな株はそれを入れるスリットも必然的に大きくなり、より大きなショックロスをおこす。
     また頭皮の瘢痕化もより強くなる。
    ということです。
    ヘアラインをFU株で濃くできるのにツムジにできないことはありません。
    「ツムジに大きい株で・・・」イコール「ツムジはヘアラインほど大きい株のアラが目立たないし本人も気づかない」ということです。
    欧米のように一株いくらで手術料を設定しているのでなければうける方にとって大きい株のメリットは全くありません。

    それから「ヘアの絶対数が同じでも両者の違いは出てくるのでしょうか?」という質問の答えはもちろん『YES』です。
    ホームページ上のヘアラインのクローズアップ写真の比較を参考にして下さい。
    大きい株と小さい株の違いは理髪店の方は容易に気づくはずです。
    ヘアラインで自然でないものがツムジで自然だということはありえません。
    大きい株を好んでつかう医師の“たわごと”です。

    一本のタクワンを太くカットしても細くカットしても大根一本のボリュームは同じだと考えますか?
    5000本を2500株で植えつけるのと1600株で植えつけるのが同じ手術料だとしたら疑問を感じませんか?

    院長 今川

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