投稿者:ちゃびんさん

  • Q

    五郎さま

    2006.05.18

    横レス失礼いたします。
    自分は昨年夏、こちらのクリニックで後頭部中心に施術を受けた
    者です。約10ヶ月経過したところですが、何かの参考になればと
    思い私見をかきます。
    私の場合頭頂部(後頭部)もそうですが、前頭部も相当薄毛が
    進行しておりかなり深いM字が入っております。
    カウンセリングの段階では先生に前頭部中心のオペを勧められた
    と記憶しています。先生のアドバイスを強引に振り切る形で後頭部に
    約4000本(の内前頭部も若干本)植毛しました。何より自分の見え
    ない部分がカッパ状に大きく禿げている状態が嫌だったからです(笑)
    そして現在の感想としては、真上から見て真っ黒に見えるほどフサフサ
    ではありませんが、妻からは「随分後ろの印象が変わった」と言われ
    ます。年齢的に(41歳)過度の期待をしていなかったせいもあります
    が、とりあえず満足です。ただ、個人的感想として植毛の場合後頭部
    の見栄えは基本的に髪をオールバック状に後ろに流して得られる
    ものなのでは?と思います。前髪をおろした状態でカッパハゲを
    フサフサに見せるというのは、植毛面積にもよりますが、かなり
    植え付けないと難しいのではと思いました。他の医院でも基本的
    事情は同じだと思います。
    これが後頭部植毛の欠点と言ってしまえば身も蓋もないですが、
    先生の言うところの「植毛はイリュージョン」という表現は、あえて
    「イリュージョン」という言葉を悪意を持って(笑)「まやかし」
    という言葉に言い換えれば旋毛部分に関しては言いえて妙なたとえだと
    思います。
    私の場合、植毛前はオールバックにしていても、後ろは「タテ型
    バーコード」状態でスカスカだったので、ホントにありがたいし、
    思い切って植毛してよかったと思います。

    以上の現実を踏まえれば、前頭部に多く植えつけるというのは、植毛
    の成果が出やすい箇所であるのみならず、豊かになった前髪を後ろ
    に流すことによってある程度の後頭部の薄さも隠せるという点にお
    いて一石二丁の選択だなと感じた次第です。
    劇的な成果が出にくく脱毛が進行する可能性がある後頭部の植毛
    にしつこくこだわるより、イリュージョンの効果が最大限に期待で
    きる前頭部の植毛を繰り返した方が、「結果的」に賢明な選択では?
    と、前回、後ろを重点的に施術した結果、私は感じました。
    後悔はしてませんが、二回目は前頭部を重点的に行おうと思って
    ます。なぜならそれが、現在の後頭部の密度の物足りなさを補う
    ことにもなると考えるからです。

    チャレンジ日記の方の写真を見る限り、失礼ながら当初の脱毛の
    状態から比較した限りでは、充分な成果が感じられますし、リアル
    なだけに良心的な印象があります。あの症例を見て「失敗」とか
    「たいしたことない」と思うなら、やはり自毛植毛はオススメし
    ません。
    結局のところ「ハゲの克服」というのは自身がどう思うかであり
    周囲にどう言われようとも、自分が満足できれば「成功」だし、
    周囲に「ハゲてない」と言われても、自分が満足せず悩んでいる
    うちは「失敗」だと思いました。
    長々と生意気な内容大変失礼しました。
    以上植毛経験者の個人的な感想です。

  • A

    Re:五郎さま

    2006-05-18

    Re: 五郎さま 五郎 -
    こんばんは。貴重な体験談聞かせて下さり本当に感謝しています。
    前髪より後頭部を優先して植毛するケースはたいへん稀だと思います。
    自分はちゃびんさんと同じく、後頭部禿げています。
    2つ旋毛で、両方の旋毛の後ろが広範囲に禿げていて、もう少しで2つの旋毛の後ろの禿げが真ん中でつながりそうになっています。
    ちゃびんさんが後頭部優先して植毛された気持ちは痛いほどわかりますよ。
    後頭部は合わせ鏡しないと見えないし、
    オールバックにでもしないと髪形でごまかすことも全くできない場所ですし、後頭部禿げると後ろからの視線も常に気にするようになるので、前頭部だけ禿げている人の2倍苦しいといっても言い過ぎでは無いと思います。
    自分は今、薬でなんとか後頭部の禿げを改善させるべく努力している最中です。植毛してもどんどん薄毛が進行したら元の木阿弥だと思うので。
    今川先生の「植毛はイリュージョン」という言葉は言いえて妙かもしれないですが、植毛を最後の頼みの綱だと思って期待している者にとっては、少しつらい言葉かもしれませんんね。
    ともあれ、ちゃびんさんの後頭部が植毛によって改善されたことは素晴らしいことですし、ほんとうに良かったですね。




    Re: 五郎さま ちゃびん -
    こちらこそ、さしでがましく意見など述べてしまい申し訳ないです。
    五郎様の頭部の状況をお聞きする限りでは後頭部に関しては植毛
    前の私の状態と酷似しているようです。
    私も二つ旋毛で、施術前はもうほとんど二つがつながり、逆ハート
    型の大きな輪状態でした。
    ところで「イリュージョン」という言い回しが少し誤解を与えて
    しまったかもしれないので、改めて訂正しておきます。
    この言葉は正確には今川先生が自身の著作で海外の著名な植毛医の
    ことばを引用として述べていたもので、先生もその言葉を肯定的に
    引用していたので先生の言葉として紹介してしまいました。
    お詫びして訂正いたします。
    また、この言葉は「本来場所を移動(移植)させるだけで髪の絶対数
    が増えるわけではない自毛植毛という技術が医師の腕によって、あたか
    も髪が増えたように見せる『手品』のような成果」を肯定的に表わした
    表現であって、決して植毛希望者から光を奪う意味ではありません
    ので
    ご心配なく。
    植毛を「まやかし」と呼ぶなら、カツラも増毛もフリカケもすべて
    「まやかし」ですからね(笑)。
    むしろ前頭部の施術に関しては、他のどんな増毛法にも勝る「奇跡」
    だとさえ私は思います。ただ、なかなか視覚的に目覚しい効果が確認
    しにくい後頭部に関しては、植毛だけでなく、薬剤での維持努力や、
    周囲の豊かな髪を利用して重なりを作ったりする工夫はある程度必要
    というニュアンスで私が個人的に「イリュージョン」という表現を
    使ったので、先生のおっしゃるニュアンスとは少し意味が違っていた
    かもしれません。ごめんなさい。
    改めて書きます。前頭部の植毛が効率的とは思いますが、かと言って
    旋毛の植毛が全く無意味ということではないです。私や五郎様のよう
    なタイプの人なら一度はやってみる価値は大いにあると思います。
    お互いがんばりましょう!ゴールのないマラソンですから(笑)。





    Re: 五郎さま 医療法人 横美会 -
    ちゃびん様 五郎様

    興味ある投稿ありがとうございます。
    クローンが実用化されれば別ですが、ちゃびん様のおっしゃるよう現在の植毛はドナーの条件によって左右されるわけで、場合によっては広い薄毛全部を十分な濃さにできない可能性もありえます。
    したがって薄毛の進行の予測が完全にできない現状ではツムジよりヘアラインを優先すべきだろうと考える医師が多いわけです。
    いつもいうのですがその理由は
    ・ツムジの薄毛面積は広いので移植毛がけっこう多く必要なこと
    ・ツムジの薄毛が進行して周辺への植毛をくり返す可能性があること
    ・ツムジは薬のきき方がヘアラインより良いこと
    となりますがツムジの植毛に力を入れたあとでヘアラインへのドナーが足りないというのはその逆よりもいやだろうと思うわけです。

    植毛は「抜け落ちたヘア数よりずっと少ないドナー数で以前の状態と同じようにみせる技術」でありイリュージョンという表現をしているわけで、これを“マジック”または“大規模な手品”のようなポジティブな意味でとらえていただけるとありがたいと思います。
    日本の辞書では幻覚とかだまし絵とかどちらかというとネガティブな表現の訳になっているようですが。

    院長 今川



    Re: 今川院長さま ちゃびん -
    ご無沙汰しております。昨年7/11にオペをしていただいた
    イニシャルSです。その節はお世話になりました。
    8~10ヶ月目ぐらいで、目に見えて変化が感じられました。
    日ごろ先生が掲示板や著作でおっしゃってる通りの経過で
    シナリオ通りの経過に驚いてます。ということはあと8ヶ月くらい
    はボリュームアップのピークが続くと考えて楽しみにしてます。
    次回は前頭部を中心に考えてます。そのときはヨロシクお願い
    します。

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