投稿者:ベータさん

  • Q

    ショックロス

    2006.02.10

    私の毛髪の状況はHPに載っているパターンではクラス4くらいなのですが以前カウンセリングに伺った時、必要植毛本数が生え際約1500本、つむじ2000本と診断していただきました。

    ただ先生がつむじへの植毛は薬物投与による改善効果と現存の髪に対するショックロスを考えると生え際のみ植毛を行いつむじは様子を見た方が・・・とも言われました。
    先生の著書にも同じ事が書かれていましたので正直どうすればいいか悩んでいます。
    せっかく植毛してもショックロスで相殺されてしまっては意味がありませんよね?つむじ付近への植毛というのは現存する自毛が完全に失われてから植毛した方がいいのでしょうか?
    手術予定日の数ヶ月前からプロペシア等を服用していればショックロスの心配は多少改善されますでしょうか?

  • A

    Re:ショックロス

    2006-02-10

    ご投稿ありがとうございます。
    ヘアラインは薬物の効果が低いので現実的には植毛が第一の選択肢だと思います。
    一方ツムジに関しては
    ①薬物(プロペシア、ミノキシジル)の効果がヘアラインより高く期待できること。
    ②既存の薄い範囲が広がる場合植毛を追加するか、薬でそれを予防することになるかもしれないこと。
    ③ツムジはヘアラインに比べても面積は広いのでヘアラインより多くの本数が必要になること。
    などの理由からそのようにお話したと思います。
    つまり植毛をやめた方がいいという意味ではなく、他の選択肢もありえるのでよく検討して下さいとお願いしました。
    要するに薄毛は進行性のものですから長い視点から作戦を考えるべきだということです。
    既存のヘアが残っていても植毛できますが技術的に大切なことは
    ・スリットを小さくして(当然株はFU株のような小さいものがよいと思います)頭皮のダメージを小さくする。
    これがショックロスの予防につながります。
    ・明らかに薄く見える範囲にはデンスパッキングを行い植毛の効果をきちんと出す。
    ・薄く見えない範囲には植毛を行わない。
    ・プロペシアの術前・後の服用はショックロスの予防という意味で薦める。
    だと思います。
    あなたが他院でカウンセリングを受けるとしたらAクリニックではショックロスのリスクが大きいのでヘアラインだけにごく少数のヘアを植え付けをするようにと消極的なカウンセリングを受け、Bクリニックではショックロスのリスクは一時的だと断定されめいっぱいの本数を、言い換えれば攻撃的な植毛を薦められると想像いたします。
    ごく少ない本数では効果が少なく中途半端で意味がありませんし、ショックロスを一時的と断定するクリニックに限ってよりひどいショックロスを起こします。

    院長 今川

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