投稿者:Kさん

  • Q

    FUTの採取部の縫い方について

    2019.07.01

    FUTの採取部の縫い方はちゃんとしたクリニックならトリコフィティック縫合だと思うのですが、マットレス縫合?というような名称で傷の幅がほとんど分からなくなるというテクニックを見せている植毛医師のブログを見ました。
    これは普通のトリコフィティックよりも本当に優れているのでしょうか。そうだとして、これができるのはその医師だけなのでしょうか(海外なども含めて一般的ではない?)

  • A

    Re:FUTの採取部の縫い方について

    2019-07-04

    K様

    FUTの瘢痕についていえることは
    ・1mm以下の巾でよく見ても分からない傷はビフォーアフターの写真ではよく見られるが、実際にはそれほど多くはない。
    ・1~2mmでよく見ると分かるが受ける方が気にならない傷が一番ありふれている。
    ・受ける方の体質によって3mm程度の巾を生じることもありその確率は5%とされる。
    ・5mm以下の傷はほとんど医師のまずい技術による。
    ・同じところから株を採る2回目以降のケースでは瘢痕の巾が広くなる傾向がある。
    瘢痕の仕上がりに影響する要因は
    ①医師の技術
    ②ドナー部のデザイン
    ③受ける方の体質
    の3つです。
    いろいろと工夫をしてきれいな傷跡を目指すことは大切ですが、トリコフィティック縫合を行ったから100%傷がきれいになるという保証はありませんし、マットレス縫合を行ってもそれは同じです。もしそれが本当ならFUEという術式の存在理由はないはずです。
    要するに有効な場合もそれほどでもない場合もあるということです。
    実際にマットレス縫合でも巾が広がったケースも多く拝見してきました。
    問題なのは自分の方法は一番良い方法と一般の方々に自慢してPRすることです。
    本当にそうなら世界中の植毛医はその方法を取り入れるはずですが、実際にもそういうわけではありませんし、その縫合法が客観的に一番良いと認められてもいません。
    マットレス縫合が技術的に難しいということもありません。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

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