投稿者:先生の患者さん
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Q
FUT: ステープル vs 縫合
2025.03.10
今川先生
FUTの際に縫合かステープルが利用されますね。
先生が利用しているのはどちらかでしょうか?
また、その理由は何でしょうか?
どちらでも、ドナーヘアの一部はプレッシャーで永久的に生えなくなると思いますが、その理解はあっているでしょうか?
また、ステープルの際、縫合の際にそれぞれの際にこれで失われるドナーヘアのグラフト数はどれぐらいですか?
よろしくお願いいたします。 -
A
Re:FUT: ステープル vs 縫合
2025-03-10
先生の患者様
欧米では縫合が短期間に終わるという利点でステープルを使う医師が多いのですが、当院では縫合糸を使っています。以前はステープルを使用してきましたが、それを抜去する(縫合糸では抜糸)まで寝る時に金具が当たって痛いという訴えが多いので現在はあまり使っていません。
ドナー部の頭皮の伸び具合が悪い方はFUTのハンコン巾が広がりやすいのは事実です。ただ反対に頭皮の伸び具合が非常に良い若い方も巾が広がりやすいことが知られています。FUTは1本の線状のハンコン、FUEは採取した数の点状のハンコンができ永久的に残ります。株採取時の毛根切断はFUTで2~5%、FUEで6%というデータもあり最近はほとんど差はありませんが、FUTの採取巾が広いあるいはテンションが強すぎる時にその周囲のヘアが抜ける永久的あるいは一時的脱毛はおこりえますが、その程度はケースバイケースです。
ヨコ美クリニック
院長 今川
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