投稿者:どぼちょんさん

  • Q

    FUTでのドナー採取による密度の低下の可能性

    2022.07.19

    お忙しいところすいません
    某所で「FUTでドナー採取したら皮膚が突っ張りその結果毛穴同士の幅が広がって後頭部全体の密度が低下する可能性があると指摘しているのを見ました。
    傷の幅が広がる心配はわかりますが後頭部そのものの密度低下をもたらすとしたらFUEとの優位差がなくなると思うのですが、実際そのような可能性はありますか。
    その考えを今川先生も認めているとのことですが本当でしょうか。
    また生涯の採取可能株数ではFUTとFUEはどちらが多く採取できそうですか。

  • A

    Re:FUTでのドナー採取による密度の低下の可能性

    2022-07-21

    どぼちょん様

    FUTでは帯状に切除するドナー頭皮の巾によって程度は変わりますが、1回の施術で10%~15%のヘア密度が低下すると思います。ただ低下する範囲は傷のごく周辺だけです。ヘア密度が50%以下になると薄く感じるとされていますが、そうだとすると10%減る場合には1回目では90%、同じ傷から採取すると2回目では81%、3回目では72%、4回目で65%、5回目で59%、となります。15%減る場合には1回目で85%、2回目で72%、3回目で61%、4回目で52%、5回目で44%となります。1㎝巾での採取では計算上5回行って50%以内、1.5㎝巾では5回行って50%以下になりますが1.5㎝巾で5回の採取は不可能です。結論からいえばFUTを繰り返してもドナー付近の密度が下がって薄く見えることはありません。一方FUEでは25%以上採取する場合には同じ範囲から2回それを行うとドナー部全体が薄く見えるはずです。それ以上の密度でくり抜いたりパンチの直径が大きいと1回でも薄く見えてしまいます。生涯の採取可能総株数はFUTの方が多いと思います。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

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