投稿者:パーシバルさん

  • Q

    FUTの傷口が広がった場合

    2023.11.30

    こんにちは。

    生涯株数が最大で多く取れるのはFUTが有利とのことですが、もし傷口が広がってしまったりケロイドになってしまった場合、2回目すらFUTもしくはFUEでも植毛が難しい場合があると思います。そのためFUTの方が生涯株数が多く取れると言うのは「傷口が広がらない・ケロイドにならない」と言う場合に当てはまる場合のみなのでしょうか。

    また、もし仮にFUTで傷口が広がったりケロイドができてしまった場合、修正は可能でしょうか??

    お忙しいと思いますが、ご回答頂けたら幸いです。よろしくお願い致します。

  • A

    Re:FUTの傷口が広がった場合

    2023-11-30

    パーシバル様

    FUTによるケロイドやハンコンが広がるリスクは0ではなく、術前にそれらを正確に予知できませんが、もしそれらが許容できないとしたら生涯株数をうんぬんする以前にFUTではなくFUEを選択するべきだと思います。
    FUTでハンコンが広がった場合には
    ・広がった巾の切除縫縮を行う
    ・広がった巾にFUEによる植毛を行う
    ・広がった巾にSMPによるカムフラージュを行う
    などで対処しますが、肥厚性ハンコンはともかく真性のケロイドはとても改善が難しい状態で修復が可能かは分かりません。
    ちなみにケロイドと呼ばれるものは2つに分けられ、肥厚性ハンコンとは手術などで生じたハンコンが赤く盛り上がった状態で、2年間ぐらいで改善することが多く、真性のケロイドとは虫刺されや原因がはっきりしないものもあり必ずしも手術によるとは限らないが時間がたっても自然に寛解があまり期待できない状態です。ドナー部のハンコンでは前者の頻度が圧倒的に多く真性のケロイドは稀な頻度でした。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

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