投稿者:ぺるせうすさん

  • Q

    FUEとFUT、smp、手術間の期間、生え際の生着率

    2021.06.02

    こちらの相談室いつもお世話になっております。
    近々カウンセリングを受けさせていただくものですが、カウンセリングを円滑に進めるため事前にこちらでお伺いできることをいくつかご質問させていただきます。

    ①他院でカウンセリングを受けた際にFUEとFUTで生涯に採取可能な株数に違いがあるかお伺いしたところ、違いがあるというよりはFUEとFUTを組み合わせた場合に採取可能な株数が最大となるというのが正しく、また、FUTの傷跡付近をFUEでの採取することが難しいこと、そもそも傷跡が残ってしまうことから、まずはFUEを最初に施行すべきであるとの説明を受けました。FUT単独の方が株数が多いというのが一般的な考えだと思いますが、先生のお考えをお聞かせ願えますでしょうか。

    ②生まれつきの生え際より生え際を下げる場合などもとから髪の毛がなかった部分に関して植毛する際、生着率に問題はありますでしょうか。

    ③複数回手術をする場合、あいだの期間はどのくらい空ける必要がありますでしょうか。

    ④smpは坊主頭の場合に最も適応があるという認識ですが、短髪や長髪の場合と毛穴のデザインは変わりありませんでしょうか。

    以上お忙しい中恐縮ですがお返事頂けると幸いです。

  • A

    Re:FUEとFUT、smp、手術間の期間、生え際の生着率

    2021-06-04

    ぺるせうす様

    ①H-N分類クラスⅤ以上などの多くの株数が必要となる植毛の場合、FUTはFUEより一度に安全なドナー範囲から採取できる株数も多く、毛根切断率も低いので、最初にFUTを行なった方が合理的です。
    確かにFUTの傷跡の周囲のヘアは毛流が変わるので、ややFUEで採取しにくくなりますが、切断率に影響を及ぼすほど難しいものではありません。
    ②問題ありません。
    ③同じ範囲に植え付けるのであれば、ある程度結果がわかる10ヶ月間は空けた方が良いと思います。
    ④SMPはドット(点)を入れるので、それ自体のデザインは変わりませんが、髪の長さによっては満足のいく濃さは変わってくるかもしれません。

    ヨコ美クリニック
    医師 内山

    ①FUTとFUEの組み合わせが最大株数になることに同意しますが、その医師の言い分はFUEありきの論法です。そもそも“傷跡が残ってしまう“ですが、FUEでも点状の傷跡が残り、また株を間引くためその範囲の密度が下がり、同じ範囲からの3回以上のFUEは不可能です。複数回の施術を想定するとしたら、FUTを繰り返し、最終的に線状ハンコンの周りからFUEを1回、さらに株が必要ならヒゲをFUEで採取、それでも足りないとしたらSMPを考慮します。

    最大採取株数についてですが、
    FUTなら初回に2500-3500株、複数回での総株数は5000-7000株。
    一方、FUEは初回で2000-2500株、複数回での総株数は4000-4500株。
    FUEの2000株以上の採取では例外なく将来AGAの影響を受けずに生え続ける安全な範囲を逸脱して採取されます。
    ②問題ありません。
    ③同じ範囲の植え付けでは8-10ヶ月以降。別の範囲ならFUTなら6ヶ月以降、FUEでは1-2ヶ月でもいいでしょう。
    ④同じだと思います。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

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