投稿者:ソレンさん

  • Q

    DHT

    2006.02.02

    こんにちは。NO.8478の方の質問に関連してですが、私もいろんな所(ネット)でDHTは阻害し過ぎると逆効果で、既存毛を細くする可能性がある。と聞いたのですが、どうなのでしょうか?つまり男性型脱毛の原因はDHTの量が問題ではなく、それを受け取る受容体(レセプター)の感受性が問題である。という理由からです。だから中学生の頃、やはり男性型脱毛と同じDHTが要因で発生するにきびで悩む人がいても、脱毛症になってしまう人は稀な事を考えると、かなり説得力があると思います。これを考えると、脱毛初期(他人からでは分からないレベル)でのプロペシア使用は毛の細毛化を招いてしまうようで、怖いです。先生はどうお考えでしょうか?もし「それは違う」という事であれば、それはどんな理由からなのでしょうか?科学的な根拠をお聞かせ下さい。(もし大丈夫というなら、貴院でプロペシアを処方していただきたいのです)

  • A

    Re:DHT

    2006-02-02

    ご投稿ありがとうございます。
    「DHTを阻害しすぎるので」という点ですがプロペシアは血中DHTを3分の2にする程度ですからそれで阻害しすぎることはないと思います。
    むしろⅠ型も同時にブロックするデュタステリドではその可能性があるかもしれません。
    このことも機会があれば海外の学会で私より詳しい植毛医に尋ねてみます。
    「DHTの量が問題ではなく」ではなく「テストステロンの量が問題ではなく」それをDHTに変換する受容体(レセプター)の感受性が問題である、ということだろうと理解しております。
    DHTの量はやはり問題だと思います。
    受容体がスイッチオンになる年齢や分布する範囲には個人差があり、そのためにある年齢になって薄毛が始まるのであってまた薄毛の範囲もレセプターの分布している範囲によって個人差があるのだろうとも考えます。
    もちろん私は薄毛のメカニズムについての専門ではないので正確ではないのかもしれませんが。

    院長 今川

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