投稿者:中華丼さん
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Q
AGAの影響を受けないドナー部の採取範囲について
2019.01.12
過去の質疑応答を見てまして、ドナー部の採取は耳から2センチ程上側くらいとの書き込みがありますが、そこまでがAGAの影響を受けにくい範囲と言われてるのですかね?
某大手のドナー刈り上げ部の写真とか見てますと、耳より4センチくらい上まで苅ってます。まっすぐ横平行に刈る訳でもなく、両端(耳の近くまで)だと5センチ以上は刈ってるようにも見えます。
まず、耳から2センチというのは耳の上先端からの寸法でしょうか?
耳の上先端から4センチとか5センチとか大丈夫なんでしょうか?
まあ、刈ってる場所と採取する場所が一致するとは限りませんが。広く刈った方が採取しやすいとかあるのでしょうか
まあ、変な話すると耳の大きさは体質により大きさ、長さは人それぞれ違うわけで・・・。
耳を基準にしてるのか知りませんが、後頭部を刈り上げる、採取する範囲は、どうやって決めてるのでしょうか?定義はあるのでしょうか? -
A
Re:AGAの影響を受けないドナー部の採取範囲について
2019-01-10
中華丼様
確か以前同じ質問をいただいたと思います。
(2018-1217 20:08:55 唐辛子様 +画像)
将来AGAの影響を受けずに生え続ける安全な範囲は後頭部では耳の上を結ぶラインより2cmより下、側頭部はそれよりもう少し高い位置です。
おっしゃるように後頭部で4cmはそれを逸脱しています。ただ2cmより下の範囲だけからだと1500~2000株以上採るのが難しいのあえてそれより上から採取しているわけです。もう一つ上から方が毛根切断率が小さく取りやすいという理由もあるかもしれません。
ヨコ美クリニック
院長 今川 -
Q
Re:Re:AGAの影響を受けないドナー部の採取範囲について
2019.01.10
ありがとうございます。1500や2000株くらいする人にとって、範囲的に耳より2センチ下だけではむずかしく4センチ、5センチ上から採取するのだとしたら、じやあ植えた毛は将来抜ける可能性が有るわけですよね?
先生も2000株とか採取するのに、どうしても耳の上4センチや5センチ刈り上げたりするのでしょうか?
患者さんにはちゃんと抜けるかもしれないと伝えるものなんでしょうか?
患者さんは納得するものなんでしょうか? -
A
Re:Re:Re:AGAの影響を受けないドナー部の採取範囲について
2019.01.11
中華丼様
“1500~2000株まででは2cm下までで何とか採れるが、2000株以上だと4~5cm上からになる”です。私も例外ではありません。そのことについては説明しているつもりです。
ヨコ美クリニック
院長 今川 -
Q
Re:Re:Re:Re:AGAの影響を受けないドナー部の採取範囲について
2019.01.11
ありがとうございます。長文になりますが、3点質問させてください。
①今回、耳のラインより2センチ下からが安全という発言がありますが、過去の質疑応答を探した所、AGAの影響をうけないで生え続ける安全な範囲とは両耳を結んだラインから2㎝上までという発言があります。(2018年8月20日投稿、題名 自毛植毛後の後頭部 投稿者 DTさん)
どちらかが間違いでしょうか?2センチ上ですか?下ですか?
②そもそもその耳から二センチというものは、世間に伝わってるものなんでしょうか?
検索しても全然出てきません。学会や臨床、植毛のテキストでちゃんと表記されてるものでしょうか?
話それますが、世の中には、植毛以外の薄毛治療沢山有りますよね?
そういった植毛以外の方々は、自分の分野や自分のクリニックを宣伝したいがために、植毛のデメリットや悪い点をよくネットなどに上げるものです。
今回の耳から2センチが安全圏というのも植毛のかなりのデメリットですよね?質問にかいたように4センチ5センチ刈り上げるわけですから。
彼らにすればこの耳から2センチというのも植毛を批判する良いネタになりそうなんですが、全然見当たりません。
本当に事実なんでしょうか?
なかなか知れ渡ってないのでしょうか?
③実際、先生をはじめ、4センチ5センチ刈り上げるクリニックも多数ある、抜けたみたいなクレームもあまり聞かない、②に書いたような現状もある、そういった事を含めると、完全に近い安全圏が2センチというだけで、後頭部4センチ5センチもそこそこは大丈夫という認識でよいのでしょうか? あんまり心配するほどの事ではないですかね? -
A
Re:Re:Re:Re:Re:AGAの影響を受けないドナー部の採取範囲について
2019.01.12
中華丼様
①2cm上です。
「2cm上から下の範囲」が正確な表現です。
②植毛医なら知っておくべき常識です。
欧米のあらゆるテキストに記載がありますが、ここで代表的なドナー部の図を紹介します。
ワルター・アンガー博士編「Hair Transplantation 第4版」302ページから引用
なぜ医師がそれをいわないのか?本当に知らない、あるいは知っていても都合の悪いことはいわない、というためでしょう。
③当院では2000株以上のケースにはFUTをすすめるので、逸脱するケースはほとんどありません。
将来右の写真のようになるとしたらその心配はあります。ただFUEが行われ始めたのは最近なので、そのような状況は今ではなく将来に先送りされているだけです。
10年、20年後には問題になるかもしれません。
ヨコ美クリニック
院長 今川 -
Q
Re:Re:Re:Re:Re:Re:AGAの影響を受けないドナー部の採取範囲について
2019.01.12
なるほど。どうやらまだ歴史が浅いというところに私の疑問の回答があるみたいですね。
大変詳しくありがとうございました。
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