投稿者:加藤さん

  • Q

    FUEについて

    2017.03.28

    Iクリニックで行われているFUEはオムニグラフトと呼ばれる機械で移植株を採る技術とかんがえてよろしいんでしょうか?また貴院ではSAFE法によるとのことですが、これは機械を使わずすべて手動で株を採る方法ですか?それぞれのメリット・デメリットも教えていただければ幸いです。

  • A

    Re:FUEについて

    2015-11-14

    加藤様

    おっしゃるようにオムニグラフトあるいはネオグラフトと呼ばれる機械を使ったFUEだと聞いています。
    SAFEはハリス医師が提唱した方式で鈍的なパンチを使うものですが、これには手動と電動式の2つがあり、私は最初は手動、現在では電動式を使っています。
    メリット・デメリットは各々の“使い手”の良さで決まりますが、電動式の方がスピードが早いというメリットがあります。
    あえて電動式のデメリットがあるとすれば電動式の振動のために気をつけないと毛根切断を起こしやすいということでしょうか。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

  • Q

    Re:Re:FUEについて

    2015.11.24

    回答ありがとうございました。

    密度のことなんですが、最近開業したSクリニックのサイトを見ると0.63ミリという極細パンチを使うので1平方センチメートル当たり100株、つまり200本もの高密度が達成できると書かれています。もしこれが本当ならヨコ美で達成できる40株前後の2倍以上の密度達成ということになりますが、道具を変えるなら物理的に可能な技術なのですか?

  • A

    Re:Re:Re:FUEについて

    2015.11.26

    加藤様

    0.63ミリ径のパンチで1㎠あたり100株くり抜くとしたら、くり抜かれた面積は計算上0.315(半径)×0.315(半径)×0.314(円周率)≒0.31㎠となります。
    ただパンチは内径が0.63ミリでも外径はそれより大きく、また頭皮に直角にではなく毛流に沿って斜め(例えばヘアラインでは前方45度)にくり抜きますから、くり抜かれた楕円の面積はさらに大きくなります。
    組織の50%近くを取り除くことが不可能とまでは言えませんが、この数字自体はとても胡散臭いと感じます。
    後頭部の平均的なヘア密度は日本人で160本(80株)/㎠、白人では220本(100株)/㎠で、その50%以上が達成されるとほとんどの方は満足するとされています。
    そうだとすれば植毛の目標は日本人で40株/㎠、白人で50株/㎠となります。
    ・植え付けられた株は100%発毛するわけではありません。50株/㎠以上の密度の植えつけでは株の定着率は目立って落ちます。
    ・“同じ範囲に植毛を何回もくり返したら密度は最大どれくらいまで可能か?”を海外の有名な植毛医達に質問したことがありましたが、15名全員の答えは“オリジナルの密度以下”でした。
    某植毛医はearly100、つまり220本/㎠の方に繰り返し植毛しても100~150本/㎠以上にはならないとまで言っています。200本/㎠に出来るはずもありません。欧米の医師は“bullshit!”と言うに違いありません。

    (※クリニック名はこちらで伏字とさせていただきました)

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

  • Q

    Re:Re:Re:Re:FUEについて

    2016.03.15

    いつも具体的な回答をしてくださりありがとうございます。
    改めて質問させてください。

    1,ヨコ美のHPでは一気に7000本の移植が可能と書かれていますが、2016年のこれまでで実際に1度の植毛手術で植えつけた最高株数はどれくらいでしょうか?、(その時の発毛率の結果はどれくらいだったか結果はでていますでしょうか?)
    2,最近の日本のFUE専門クリニックの広告では1度で5000株(13000本)の植毛を実現しているとありますが、技術的には可能であっても、生涯生え続けるエリアからのみ移植株を採取しなければいけない原則や後頭部にできる傷痕についての現実的な考え方をするなら本当に5000株をFUEだけでするのは難しい印象が僕にはあるのですが…、この点今川先生はどう見ておられますか?

  • A

    Re:Re:Re:Re:Re:FUEについて

    2016.03.15

    加藤様

    31㎝×1.5~1.8㎝(47平方cm)のドナー頭皮を株分けして3476株(7213本)というケースが一番かなと思います。
    その方にはその後3回施術を行なって計9549株植えつけております。
    発毛率の測定は行なっていませんが良好だったと思います。

    あなたのおっしゃる“日本のFUEの専門クリニック”の医師は毛髪外科関連の学会にも出席せずビジネスに専念し、症例を開示しないので5000株の真偽のほどは分かりません。
    日本人のFUEはAGAの影響を受けない安全な範囲を逸脱しても、初回で最大2500株、2回目は2000株、3回目はかなり難しいと思います。
    もう一つFUEで合計4000株以上採るとドナー部がびまん性の薄毛状態になる危険性が大です。
    これは深刻な問題になるに違いありません。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

  • A

    Re:Re:Re:Re:Re:Re:FUEについて

    2017.02.03

    加藤様

    ノンシェーブFUEとは、くり抜く範囲全体を剃らずに1コ1コの毛包単位の株のヘアだけを短くカットしてくり抜く方法です。
    当院では必要な株数が少ないケースには当日同時に行なっていますが、500株~1500株を御希望の場合には、前日に目標の株だけを短くカットする処置をあらかじめ行なうようにしています。
    ちなみにノンシェーブFUEは通常のFUEに比べると時間がかかること、毛根切断のリスクが大きい点が欠点とされています。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

  • Q

    Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:FUEについて

    2017.03.27

    FUEをすることで後頭部にできる傷を気にされる方が中にはいらっしゃるようですが、今川先生の観察経験からいきますと、大体何株以上採取すると気になり始めるレベルになりやすいでしょうか?
    逆に1000株以下なら殆どの場合は誰も気にしないレベルなどの目安があったりしますでしょうか?

    また、FUTでは1000株採取するのと、3000株採取するのとでは切り取る面積が変わってくると思うのですが、縫合・抜糸後に残る傷幅も切り取る面積が大きければ大きいほどひどくなりやすいのでしょうか?それとも1回目の施術ならほとんど変わりませんでしょうか?

    後頭部の傷のデメリットを考える上で参考にさせていただければと思います。

  • A

    Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:Re:FUEについて

    2017.03.28

    加藤様

    FUEのドナーの傷跡は採る株数ではなく、パンチ穴の大きさと採取する株の密度によります。1㎜以上の径のパンチでは白い虫食い状の傷跡が目立ちますし(傷跡の斑点の大きさをパンチの径の2倍)、30%以上の毛穴をくり抜けばドナー部全体が薄くなってしまいます。株数が多くなって問題になるのは、将来AGAにならない安全な範囲の上側からも株が採られる(2000株以上だと30%程度)ことです。

    FUTでは巾を大きくとればハンコンが広がりやすくなります。ただ巾が広がるのは医師の技術とうける方の体質も影響します。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

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