投稿者:筋肉マンさん

  • Q

    達成密度について

    2007.03.20

    いつも興味深く拝見しております。
    この掲示板を見ていてふと疑問に思ったことを質問させていただきます。
    先生は密度50%以上を達成すれば禿げては見えなくなり、それ以上(極端に言ってしまえば100%)の密度にする必要性がないとのお答えをなさっています。
    たしかに50〜60%の密度を達成すれば移植毛が頭皮をある程度覆い隠してくれるでしょう。
    ただ髪型を形成する上でやはり60%の密度と、限りなく100%に近い密度とでは、ボリュームの面で大きく異なり、同じ髪型をするにしても(もちろん髪型にもよりますが)大きく印象が変わると思います。
    例えば生え際が後退していなくても前頭部の密度がかなり落ちれば、薄毛の印象をもたれる事も多々あります。(丸坊主にしてしまえばわかりませんが)
    そのことから考えると、密度は60%で問題ないというのは、現実的に見てどうなのかなあ、といった印象を持たざるを得ません。
    やはり植毛というものはかなり頭髪密度が落ちて、誰から見てもはげてしまった人が、髪型なんかどうでもいいから、とりあえず露出した頭皮を植毛によって覆い隠したいといった程度のニーズに答える、言い換えればそういった人たちにこそ威力を発揮するものですよね?
    失礼なご質問で申し訳ありませんが、率直にそう考えてしまったもので。

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    Re: 達成密度について 気合 - 2007/03/20(Tue)
    横から失礼いたします。
    たしかに筋肉マンさんの言うとおり、60%と100%の密度では形成される髪形は雲泥の差が出てくると思いますね。
    先生は一般的に髪型に違和感を感じる、つまり他人が薄毛と判断するラインはどの程度からだとお考えなのでしょうか?
    今川先生に限らず、植毛医の先生方の薄毛の定義は、失礼ですがかなり低い位置(低レベル)に設定されているように感じるのですがいかがなものでしょうか?


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    Re: 達成密度について 気合 - 2007/03/20(Tue)
    度々すいません。
    先程の質問の補足ですがが、60%であれば濃く見えるから、または60パーセントと100%では違いがないからそれ以上植毛するのは意味がない、と植毛医の先生方はよく言いますが、それは100%にする技術力のなさをそういうい言い方にすり替えているだけにすぎないんじゃないかと、思ってしまいますがいかがでしょうか?

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    Re: 達成密度について mm - 2007/03/21(Wed)

    筋肉マン様、横レス失礼します。手術をしましたので掲示板を読んで勉強している者です。

    >ただ髪型を形成する上でやはり60%の密度と、限りなく100%に近い密度とでは、ボリュームの面で大きく異なり、同じ髪型をするにしても(もちろん髪型にもよりますが)大きく印象が変わると思います。
    例えば生え際が後退していなくても前頭部の密度がかなり落ちれば、薄毛の印象をもたれる事も多々あります。

    あなたのおっしゃることは、正論だと思います。できることなら薄毛の方はだれもが100%に戻りたいのです。しかし、現実問題、それは、不可能です。
    まず、50%の密度でいいと言うのは、最低の基準であり、確かアメリカの医師が「密度を公開しないで、人間の見た目でどれくらいで薄毛と思うか?」と言う実験を行ったところ「50%なら薄毛と思わない。」と言う結果が出たと聞いております。さらに「50%の植毛を行った時点でほとんどの患者が満足している。」と聞いております。その実験結果に基づいて、多くの植毛の先生方は、1つの基準として50%をあげておられるようです。アメリカ人が200本/cm2のようですから、50%で100本/cm2です。この値のように50%がそのまま日本人に当てはまるかは、先生も「?の部分はあります」とおっしゃっていたように記憶しております。
    さて、多くの先生方が1つの基準とされている50%には、まだ理由があると思います。技術的にはもうすこし高い密度も可能ですが、限られたドナーを今の薄毛の部分に全力投球していいものか?と言う部分です。つまり、今の薄毛の部分に限りあるドナーを使い果たし、将来薄毛が進んだときにドナー不足で「もう植毛が出来ません!」と言う状態になるのを考慮して、先生方は50%と発言されているのだと思います。また、密度をあげるのは、植毛本数を増やすのですから費用的にも増加します。その部分もふまえて患者のことを思い、良心的におっしゃっているのだと思います。さらに密度が100%近づくにつれて、定着率が落ちると言うデメリットもあります。そういったことをすべてふまえ、たとえば50%以上を希望されるのであれば、100%は無理ですがもちろん可能かと思われます。いろんなことを網羅して、50%と言う1つの基準ができあがったと思います。
    だれでも本当は100%が良いのです。かつらなら100%が可能でしょう。しかし、かつらですと初期投資以外にメンテナンスの部分でも費用的にも時間的にも大きな負担がありますし、見た目のことも心配しなくてはなりません。また、とれるのではないか?と言う精神的に不安な部分もあります。
    選択肢としては、発毛サロンもありますが、私個人としては、効果は?と思っています。もし、プロペシア以上の効果があるのでしたら日本国内にとどまらず、世界進出をしても成功するはずです。
    人工毛の植毛も考え、カウンセリングも行ったこともあります。そのとき私は安全性について質問しましたが、明確な答えもしていただけず、「そんなことどうでもいいから、早く契約しろ」と強引に契約をせまられたこともありました。
    現実と理想の中で「薄毛の対策をしたい。」と言う現実があります。薄毛の方は薄毛についていろんな対策をしています。薄毛対策には、いろんな選択肢があり、どの選択肢も完璧なものは無い中で、私の経験上、植毛は薄毛対策のベストな方法だと思います。パーフェクトはありませんので、ベストの中で選択するしかありません。植毛は今現在ベストな方法と私は考えます。さらに植毛医の中でヨコビさんはベストな所だと思います。
    以上、私も経験上、素直な思ったことを書き込みさせていただきました。長くなり申し訳ありません。失礼がありましたらお許しください。失礼いたします。

  • A

    Re:達成密度について

    2007-03-22

    筋肉マン様

    ご投稿ありがとうございます。
    植毛はもともと生えていたヘアよりはるかに少ない移植毛で薄毛以前と同じように見せる技術です。
    1990年代終わりに植毛医の間で“濃さ”に関する有名な論争がありました。
    もともとの密度の70%の達成密度は70%の濃さ、50%では50%の濃さになるという意見と、ある程度以上(白人の場合50%以上)の達成密度になると肉眼的には大差なく見えるという意見が対立し現在では後者が有力です。
    その場合ドナーの面積でその2倍の薄毛の面積がカバーできるということになります。
    ただ50%では、風呂上りなどぬれている時や天気のよい屋外ではまだ地肌がすけてみえるのも事実です。
    70%程度まで達成密度を上げるとほぼそん色ない状態になりますが薄毛の面積が広い場合、つまり薄毛の範囲:ドナー部の比率が2:1以上では理屈からいって完全なカバーは無理だということになります。
    そこのところを理解して植毛をどう評価するかは個々に違うと思います。

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    気合様

    ご投稿ありがとうございます。
    男性型脱毛症は“ヘアが小さくなるつまりヘアが細くなる”現象で結果としてまばらになるわけです。
    もしヘアが1割方細くなればボリュームは80%に落ち、2割方細くなれば60%になります。

    植毛でできないこと、またその限界もあることはおっしゃる通りです。
    テキストにも植毛に対してあまり期待値の高すぎる方は植毛をうけるべきでないとされております。
    特に20歳台初めの方はその傾向が強いとも言われております。

    それから10285の御返事ですが100%がなにを意味するのか?はどうも医師によって違うようです。
    私の場合日本人の100%は80FU/c㎡であり50%とは40FU/c㎡(およそ80本/c㎡)としております。
    FUTでは1株に1つのFUを含む株にすべて株分けするわけですが、何回がんばっても60~70FU/c㎡以上の濃さはできそうにありません。
    FUT以外の技術でも多分そうだと思います。
    仮に技術的に植えつけられても結果は同じです。

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    mm様

    どんなにがんばっても植毛で100%の密度は達成できません。
    どうしてもそれを達成したいのなら他の技術つまりフラップ法などを行なうしかありません。

    薄毛はどこまで進むか予測できませんし、ドナーの面積:薄毛の面積が50%で良しとしても12000÷80=150c㎡以上はカバーできませんし、理論的に100%を希望した場合75c㎡(手のひらが100c㎡くらいです)の範囲以上の薄毛は対処できない事になります。

    おっしゃるように植毛は万能でもなくクローン技術が完成されていない現在はヘアの“1対1の移動”になります。
    ただ薬物など他の方法はすべて一時的な効果にすぎないのに対して植毛は唯一永続的な効果が期待できるのは大きな魅力です。

    院長 今川

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