投稿者:timさん

  • Q

    自毛移植

    2004.11.19

    先生にお聞きしたいことがいくつかあります。
    ?自毛移植では前頭部中心に植えると効果的だとどのサイトでも言われていますが、もし患者さんが前頭部はある程度でかまわないからそれ以降の頭頂部、旋毛付近に60〜70%の密度がほしいんだと言われたらできますか。

    ?このサイトで先生は将来的に培養、遺伝子治療のことを書かれていますが、培養のことはほとんどわかりましたが遺伝子治療のことについてはいったい何をするのかわかりません。これはどういったことで薄げを改善するものなのですか。またこれらの技術は机論のもではなく実際に実験研究されているものなのですか。

    ?最後に術後のことなのですが、男性型脱毛には薄くなる部分は人によって異なり、また2,3年で一気に薄くなる方や何十年もかけてゆっくりと薄くなる方さまざまだと思います。そこで手術をすることによって実際はゆっくり進行する人が速度が速まったり、また別の場所でも脱毛を引き起こす可能性はありませんか。

    ?最後に日本の育毛事情についてですが、日本ではCMなどを使って企業があの手この手で効かないような育毛剤を次々と出しては消えていっているといった状態ですが、先進国アメリカでも同じような状態なのですか。私としては厚生省やアメリカのFDAでしたっけ、そういった所が効果があると判断したものだけを世に出したほうが消費者としてもわかりやすいとはおもっているのですが。

    以上です、長くなりましたがよろしくお願いします。

  • A

    Re:自毛移植

    2004-11-19

    Re: 無題 横美会 -
    ご投稿ありがとうございます。
    項目ごとにお答えいたします。
    ①結論からいうと数回の植毛でその密度を達成できると思います。
    「前頭部を中心に植えると効果的」というのは
    ・ヘアラインの発毛が確認しやすいのに比べツムジはわかりにくい。
    ・ツムジは真上から見るので効果は実感しにくい
    ・ツムジ~頭頂部は薄毛は進行してくることで将来さらに植毛を繰り返すことがおこりえる。つまり、先が読みにくい。
    ・ツムジ~頭頂部の面積が広いので必要な本数は意外に多い
    などの不利な面はありますが定着率が悪いということはないと思います。
    ②遺伝子治療はクローンほど研究はされていないはずです。まず、どれがはげの遺伝子かを特定する必要があるでしょうが、それ自体はっきり確認されていないと思います。
    正直その治療の内容について私自身全くの素人です。
    申し訳ありません。
    ③植毛は将来抜けないヘア(5αーリラクターゼの活性がないヘア)をはげた場所に移動する作業です。これが薄毛の進行に影響することはありません。つまり5αーリラクターゼの活性の強弱やいつその活性のスイッチが”ON”になるのか個人差がありますが、植毛はこれには全く影響しません。
    ④現在のところFDAは男性型の薄毛に効果があるのは”ミノキシジル5%”、”プロペチア”と”植毛”と表現しているようです。
    つまり、他のものが効くのか否かについてはコメントしていません。
    実際にはアメリカでもとても多くのヘア関連の商品があり、これは日本と同じです。
    ただアメリカの場合訴訟社会でもあり、日本のようにテレビで堂々と「必ず効く」というような断定した言い方でPRをすることはないようです。
    アメリカはなんでもありの社会のように見えて消費者保護は日本以上だと思います。

    院長 今川





    Re: 無題 tim -
    丁寧なお返事ありがとうございます。前頭部が薄くなると薄くなっていない頭頂部あたりも前から見ると薄くなっている感じがするのですが(実際はうすくなっていない)これはやはり前から見た場合前頭部がよく見える、また目立つといった理由でそう思えるのでしょうか??以前あるサイトで前頭部に移植された方の前後の写真をはいけんするとそのようにかんじたので





    Re: 無題 横美会
    ご投稿ありがとうございます。
    薄毛の初期つまりM型の場合はヘアラインのソリコミが薄くなっていても頭頂部は全く薄くありませんが前頭部が薄くなった時、頭頂部のヘアも細くなったりしている状態はけっこうあってその場合薄くみえることもあるのかもしれません。植毛のあとだとするとヘアラインの後ろに少し移植毛を植えつけて既存のヘアの脱毛があったということも考えられます。

    院長 今川

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