投稿者:shinjiさん
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Q
自毛植毛
2006.06.07
ところで1つ疑問に思ったのですが、以前どこかのサイトで「自毛植毛などを行った場合、やはり多かれ少なかれ、頭皮は傷つく。頭皮はいわば、大地のようなもの。将来再生医療などが確率されても、傷ついた頭皮は、適用外になる可能性がある」と書いてありました。デメリットの話で、非常に申し訳ないのですが、見解などをお聞かせ頂ければと思います。よろしくお願いいたします。
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A
Re:自毛植毛
2006-06-07
いつ実用化されるのかわからない、また正確な内容がわからない技術を前提の話をされてもうまく答えにくいのですが・・・。
自毛植毛は移植毛を植えこむ時に頭皮に針、ブレード、パンチなどいろいろな器具で株を植えつけるスペースをつくるのですが、厳密にいえばそれらは一つ一つ小さな傷です。
ただ小さいといっても器具によってできる頭皮の傷のていどはさまざまです。
またつくられる傷も深さによって皮下の毛根血管網へのダメージがちがってきます。
たとえば1ミリの長さのスリットと1ミリ径のパンチ穴を同じ深さでつくるとパンチ穴の方のダメージが大きくなります。
スリットに比べ同じ径のパンチは4倍頭皮にダメージがあるといわれています。
小さいスリットの方が大きいスリットより傷が小さくてすむのは当然です。
MFU株の場合は植えた範囲全体が硬くなっている方がいらっしゃいますが、体質の他に大きいスリットをつかうのもそうなる理由です。
FU株のようなごく小さな株を小さなスリットで入れる技術では頭皮のダメージはほとんどありません。
もっとも植毛で十分な密度を達成できれば将来そこに再生医療を施す必要もないはずです。
「どこかのサイト」の主張は矛盾があり無理に自毛植毛のデメリット(?)をこじつけたように感じます。
院長 今川
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