投稿者:電車さん

  • Q

    植毛面積について

    2006.01.31

    気なったのですが仮に30?をドナーとして採取した場合採取時に10%のロスをするとして残り27平方?のドナーが残るわけですが、植え付け時密度25%だと27×4=108平方cm、約33%の密度にすると27×3=81平方cmに植毛することになるのでしょうか?

    私の体験記↓
    http://bluetrein.de-blog.jp/datumou/

  • A

    Re:植毛面積について

    2006-01-31

    ご投稿ありがとうございます。
    ドナーの面積÷植えつけ部分の面積×100(%)を密度として植えつけ目標密度を50%以上に設定する考えはS.Chang医師が提唱していますが数字が相対的になってしまいます。
    一方世界中でほとんどの植毛医がイメージする密度とは後頭部の平均ドナー密度(白人では100FU/c㎡、日本人では80FU/c㎡)を100%とします。
    つまり絶対的数字をもとにしているわけです。
    たとえばあなたの数字で例をあげると
    ・Chang医師の数式の場合
    27c㎡のドナーで25%を達成するとすれば108c㎡(ロスをカウントしない計算では30÷108≒28%)、33%の密度を達成するとすれば81c㎡(ロスをカウントしない計算では30÷81=37%)となります。
    ・FUをもとにした密度の場合
    日本人は80FUor160本/c㎡を100%として25%では20FUor40本/c㎡、33%では27FUor53本/c㎡となります。
    初めに植えつけ部分の目標密度を達成するためのFU数or本数/c㎡を設定してそれに必要なドナーの面積を割り出すわけです。
    つまりChang医師の方法とは逆のプロセスになります。
    例えば108c㎡の範囲に25%(20FUor40本/c㎡)を達成するには108×40=4320本となりドナーの平均密度が140本/c㎡とすると4320÷140=31c㎡のドナーの面積が必要です。
    当然ドナーの密度の測定が必要になります。

    植毛のテキストでは80~100FU/c㎡の密度の50%になってはじめて薄毛に気づく、逆に50%を達成できると薄毛と認識しないので植毛の目標は50%以上だと記述されています。
    ドナーの密度は個人差があり、もともとドナーの密度の低い方ではその50%を達成しても十分とはいえないと考えます。

    院長 今川

気になること、薄毛の悩み、
植毛技術のこと等、
お気軽にご相談ください