投稿者:横美会さん

  • Q

    株のサイズについて一言

    2005.07.14

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    よくご質問を頂きます。これについて私の本音を披露したいと思います。
    1)株の定義について
    株のサイズ分類は現在広い意味のマイクログラフトとマルチフォリキュラーグラフト(MFU株:ミニグラフト)の2つに分類されます。
    マイクログラフトにはFU株、フォリキュラーファミリー株、FU株より小さな株の3種があり(狭い意味のマイクロフラフトは2本毛をさらに1本毛の株にしたように小さな株です)MFU株はダブルフォリキュラー株をはじめマイクログラフトより大きい株の総称です。
    (フォリキュラーファミリー株は2つのFUが0.2ミリ以内にくっついた株です。)

                     ヘア数    FU数
    ?マイクログラフト       1〜4   1or1より少ない
    ?FU株             1〜4     1
    ?フォリキュラーファミリー株 5〜6     2
    ?ダブルFU株         3〜5     2
    ?トリプルFU株         5〜8     3
    ?ラウンドグラフト株(小)  5〜8    2〜3
                (中)  8〜14    4〜5
                (大)  14〜30    6〜15

    ?〜?が広い意味でのマイクログラフト
    ?〜?がマルチフォリキュラーグラフト(MFU株)
    ※MFU株はもっと多くの種類があります。パンチグラフト?もこれに入ります



    2)MFU株について
    FUという概念がしられてから全ての植毛医はそれを意識することになりミニグラフトという言葉は現在MFUと変更されています。
    同じ意味だと考えて差し支えありません。
    代表的なダブルフォリキュラー株(?)は2つのFU株が含まれ、サイズ的には平均4本/株です。
    FU間の距離は0.5〜0.8ミリあるので(0.5〜0.8)+2つのFUのサイズの含まれた大きな株です。

    3)MFU株orFU株?
    世界の趨勢はFUTとなっています。
    少数の医師はMFUの優位を主張していますが国際毛髪外科学会で毎年数人の医師が患者さんを連れてきて結果を披露するセクションでの多くの医師の正直な感想ではやはりMFUやFUのミックスグラフティングよりFUTの方が自然でした。これは写真ではわかりずらいのですが、実際によく観察すると差がわかります。
    MFU株にいろいろ長所があったとしても”自然さ”の一項目だけで私はFUTに軍配をあげます。

    4)NHT方式とは?
    NHTをFUTの一種と定義した医師もいるようですがMFU株を含むものはMUG(マルチユニット植毛法)とかミックス植毛法と呼んでいます。
    FUTはもともとFU株だけをつかうのですが、場合により広い意味のマイクログラフト(フォリキュラーファミリー株など)を含む場合もあります。
    ただMFU株を使った場合はそれをFUTとは呼べないというのが一般的でしょう。
    フォリキュラーファミリー株を含めたとしてもFUTでは1株のサイズの2〜2.3本程度になります。
    それに反しNHTでは平均1株3〜3.5本のサイズになるようですが計算上本数の正確さについてはともかく仮にその通りだとすると一例として
    MFU株のダブルフォリキュラー株200株(800本)、FU株100株(200本)植え込むとトータル1000本で300株となり、1株のサイズが3.3本となります。
    その場合80%のヘアはダブルフォリキュラー(ミニグラフト)となります。
    ようするに少数のFU株と残りの大部分のMFU株からなることになります。FUTというよりむしろ古典的なミニ、マイクロ植毛と極めて近い方法だと私は考えます。

    院長 今川

  • A

    Re:株のサイズについて一言

    2005-07-14

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