投稿者:今川信者さん

  • Q

    朗報?

    2005.09.29

    以下の記事について、今川先生のご見解をお願いいたします。


    毛髪育成のタンパク質解明=「悪役」封じ込め再生守る−米大学

     【ワシントン26日時事】髪の毛が新たに生えてくるために重要な役割を果たすタンパク質の働きを、米ジョンズ・ホプキンズ大学の研究チームが26日までに突き止めた。このタンパク質は、はげの原因になる「悪役」のタンパク質を封じ込め、毛の再生サイクルを守っているという。研究成果は「米科学アカデミー紀要」の電子版に発表される。
     それによると、髪の毛には、生える→抜ける→毛の根元を囲む「毛包」部が休養する→再び生える、というサイクルがある。しかし、「ワイズ」と呼ばれるタンパク質が、再び髪の毛を生やそうとする毛包部分の細胞に働き掛けて、そのサイクルを妨害することがはげの原因と考えられていた。
     研究チームは、生まれつき体毛のない状態から体毛が生えたネズミを使った実験により、体毛回復に関与しているタンパク質「へアレス」の働きを調べた。その結果、へアレスがワイズを封じ込めて髪の毛のサイクルを阻害しないようにしていることが分かった。
     へアレスは遺伝子の指令で働いているが、研究チームは「毛の再生はさまざまな原因が重なった複雑な過程をたどる。分子レベルのメカニズムは分かっていない」と一層の研究が必要であることを強調している。 
    (時事通信) - 9月27日9時0分更新

  • A

    Re:朗報?

    2005-09-29

    Re: 朗報? 横美会 -
    貴重な情報を頂きました。ありがとうございます。
    これらの物質の研究により遺伝子治療が進めば、現在最も有望されるクローン技術(これさえもいつ実用化という予測がまだ立っていないのですが)より本命に近い薄毛の治療法になるのではないかと思います。
    ただ、具体的にそこのところへのコメントを出来ないことをお許し下さい。
    お恥ずかしいことですが、このような基礎的な分子レベルの研究のことがいまひとつ理解できません。

    院長 今川



    Re: 朗報?   -
    なんか、この手の論説は定期的に沸いて出るのよね。

    でも私は、この論説をある記述を見て、直ぐにインチキ臭いなと感じました。
    それは、「禿げの主な原因が、悪玉の蛋白!」という記述です。
    やはり、禿げの直接的な主な要因は、何と言っても「男性ホルモン」であるのは間違いないと思います!

    でなければ、男性の頭頂部だけが禿げになるということの説明が付かないからですね。
    論より証拠で、単純にこの一点の矛盾だけでも、さも尤もらしい邪説・俗説の誤謬が証明出来ると思います。


    普通確かに蛋白質というのは、髪の生育に大きな影響があり、髪の太さとか潤いなどの質を左右します。
    ですが、事男性禿げのメカニズムには、関係していないはずです。



    Re: 朗報? 横美会 -
    「悪玉の蛋白」というとたしかにおっしゃるようなニュアンスがあります。
    私は染色体に存在する遺伝子をイメージしました。
    なんでも育毛の遺伝子とか薄毛をつくる遺伝子とかがあるそうです。
    それが第何番目の染色体のどこにあってそれがどう薄毛のメカニズムに作用しているというような発表をよく耳にします。
    遺伝子(DNA)はアミノ酸で構成されているので正確には“蛋白”ではなく“アミノ酸”というべきなのでしょう。

    院長 今川

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