投稿者:のぞみさん
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Q
既存毛がある場合の植毛の考え方について。
2018.10.16
既存毛がある場合の植毛する時の考え方について質問します。
例えば、M字ハゲとします。真ん中は既存毛がありますが、フサフサよりやや薄いとします(フサフサという言い方でも良いですが、常識的にフサフサの上からは植えないでしょうからあえて薄いという言い方をします)
そのM字を解決したいために植毛をする際、尚且つ1500株なら1500株、2000株なら2000株と決まった量を植える場合です。
①とりあえず現状を解決したい為に、Mの両端を濃く、真ん中は既存毛があるので薄くする→つまり両端も真ん中も仕上がりは均一になる。
②将来、既存毛が無くなることを想定し、真ん中は有ろうが無かろうが、両端と真ん中、均一に植える→仕上がりは、既存毛があるせいで、どうしても真ん中が濃く両端が薄く見えるかも知れませんが、その両端は通常の植毛する密度を植えるのであれば、普通の量だろうし、将来真ん中の既存毛が無くなる事を想定すれば、①より②の方がかしこいですよね?
こういう考え方で良いでしょうか? -
A
Re:既存毛がある場合の植毛の考え方について。
2018-10-08
のぞみ様
②を選びます。AGAはその範囲の既存毛が細くなっていく状態で、そんなヘアが今後長い間ずっとアテにできるとは思えません。私ならそこは移植毛で濃くするのだと割り切ってなるべく濃く植えつけるようにします。
ヨコ美クリニック
院長 今川 -
Q
Re:Re:既存毛がある場合の植毛の考え方について。
2018.10.15
実際の場面では、拡大鏡を用いて、生えている頭髪をクシでかき分け、隙間、隙間を確認しながらスリットを形成するのでしょうが、頭皮下に位置する毛根の角度は表面から判断(曲がっている毛根もあるでしょう)できないとおもいますが、既存毛が残っている量が多ければ多いほど、また、移植密度が高ければ高いほど、既存毛に与えるダメージも増す傾向があると思います。残っている既存毛が多いほどショックロスの程度も増えますかね?!。
また、毛根を育てるのに必要なのは血液の流れとおもうので、詰め込んで移植しても血流は増えませんので既存毛や移植毛に対して
血流低下に起因する悪影響を及ぼすのではないかと思いますが、その辺の見解は正しいでしょうか?
先生にとって、どの程度までのフサフサならできる、これ以上のフサフサなら出来ないという境界線はあるでしょうか? -
A
Re:Re:Re:既存毛がある場合の植毛の考え方について。
2018.10.16
のぞみ様
ショックロスのリスクについて、また高密度の植えつけを行うので株の定着率が下がることもおっしゃる通りです。
色々な報告によると30~35株/㎠までは高密度の低下はなく、50株/㎠以上だと低下があるという結論が多いようです。
技術的な限界は40~50株/㎠まで、無毛部や植えつけ範囲を1.2mmに剃った状態だとそれ以上も可能だと思います。
要するに高密度な植えつけにより満足度は高くなるが、株のロスも多くなるということですが、35株/㎠が達成されれば美容的に十分な効果があると植毛のカリスマ、アンガー医師は教科書や口演で述べています。
ヨコ美クリニック
院長 今川
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