投稿者:KKさん

  • Q

    技術進歩

    2009.07.03

    ちょっと質問ですが、4年ほど前に施術をしたのですが、ここ4年ほどの間に技術的な進歩(本数・痛み・キズ跡など)はあるのですか?前の施術には満足しているんですが・・・。

  • A

    Re:技術進歩

    2009-07-04

    ご投稿ありがとうございます。
    『植毛の技術は毎年毎年あいもかわらず』と言っている植毛医もいるかもしれませんが私は少しずつ進歩していると思います。
    具体的には以下の点です。
    ・一回に採れる株数(本数)はこの2、3年格段に多くなりました。
    以前は2000~2500株(4000~5000本)がMAXでしたが、現在は2500~3000株(5000~6000本)はほとんどの方、条件が良ければ(密度が多いor/and頭皮ののびが良い場合)3500~4000株(7000~8000本)は採れるようになりました。
    従来よりドナーが多くとれるからといって特に危険性が高まったということもありません。
    ・頭皮ののびの度合を測ってどれくらいの巾なら安全か逆に危険か?わかるようになりました。
    それによってドナーの帯を一律の巾で採るのではなく余裕がある部分は広く、逆にテンションの強い所は狭くとか調整できます。
    ・限界があるにしてもより小さな針を用いてスリットをつくれるのでデンスパッキングが以前より徹底できるようになりました。
    多くの植毛医は30株(60本)/c㎡以上の密度は生着率をおとすとしてデンスパッキングをすすめませんが、多くの実験の結果スリットを小さくすれば発毛率の低下はないという意見が優勢になっています。
    ・傷あとについてはTrichophytic縫合で同じ条件の手術ではよりきれいな傷になると思います。

    単一植毛法とか機械式の植毛法の場合、あたり前のことですがその器具や機械なしでは手術ができません。
    そのためそれらの方法では進化の袋小路に入ったようになかなか画期的な進歩は期待できません。

    院長 今川

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