投稿者:かりんさん
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Q
後頭部から前頭部に移植する際の細胞記憶について。
2018.12.25
皮膚移植とかもそうと思いますが、皮膚や髪の毛の細胞には細胞記憶というものがあると思います。違う場所に移植すると、細胞が弱くなる、働きが弱くなるといったことがあると思いますが、この辺りはどんな見解をしてるのでしょうか?
ドナードミナントの原則という言葉がありますが、その言葉を信用して植毛というものがあると思いますが、その辺りと絡み合わせてどんな見解をしてるのかお聞きしたいです。 -
A
Re:後頭部から前頭部に移植する際の細胞記憶について。
2018-12-21
かりん様
過去25年以上の間にドナードミナンスの原理を裏切るとみられるケースを2、3例経験していますが、海外のベテラン植毛医のインタビューでも私と同様の経験があるようです。
植毛は比較的新しい分野で全ての疑問点が解明されているわけではありませんが、そのようなごくごくまれな例外を除いて植毛はその原理で成立していると思います。
ヨコ美クリニック
院長 今川 -
Q
Re:Re:後頭部から前頭部に移植する際の細胞記憶について。
2018.12.23
ありがとうございます。ちなみに、ごく稀にそういった効果がなかった患者にはどう対応するのでしょうか?
泣き寝入りするしかないのでしょうか? -
A
Re:Re:Re:後頭部から前頭部に移植する際の細胞記憶について。
2018.12.24
かりん様
私ならドナーがとれる状態なら植毛で、それが無理ならSMPで対処します。ただ予期不能なそのようなごく稀な例は現在まで医学書に記載はなく、移植毛はAGAの影響をうけずにずっと生え続けるとされています。
ちなみに辞書をひも解くと“泣き寝入り”は「相手の不当な仕打ちを不満に思いながらどうすることもできずに諦めること」と説明されています。きちんと発毛してその効果を数十年享受した後に何千人に一人のごく稀な説明不能なことに対してまで“不当な仕打ち”と非難されるとしたら医師の身としては少々理不尽だと感じてしまいます。医療行為に永久とか絶対はありえません。
ヨコ美クリニック
院長 今川
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