投稿者:tadさん

  • Q

    密度

    2015.02.04

    今川先生へ

    回答をよろしくお願い致します。

    先生は移植するときに1?に35~40株を移植してうまくいけばそれ以上のデンスパッキングを目指すと仰っていたと思いますが通常の密度1?辺り80株は技術的に出来ないのです?

    それとも株同士が近すぎると共倒れするのであえて80株近くの高密度にしないのですか?

    先生が紹介する世界中の名医でも平均は35~40株なのでしょうか?

    極端な話例えば1年ごとに10年間(10回)同じ1?に移植続けたら最終的に80株は達成できるのですか?

    世界中どの病院も通常密度と同じには出来ないと考えて良いのでしょうか?

    よろしくお願い致します。

  • A

    Re:密度

    2015-02-05

    tad様

    ・ドナー部の一番濃い所は後頭部正中部で、日本人では80FU/平方cmです。
    植毛でその50%以上を達成するとほとんどの方は満足するとされています。

    ・一般的に30FU/平方cm以下の植えつけでは発毛率は下がらないが、それ以上では少しずつ発毛率は下がるといわれています。
    ただこれはスリットの大きさによっても変わります。とても小さなニードルやブレードでスリットを作れば50FU/平方cmでも定着率は下がらないという報告もあります。

    ・定着率は1平方cmのマス目にFU株を植えつけた実験データをもとに云々されています。
    ただ実際の植毛は1cmのマス目ではなく広いので、無数のスリットのために植えつけ部位の中心の血行が悪くなって実験通りにはいかないともいわれています。

    ・40FU/平方cm達成は1本毛は別として2本毛や3本毛のFUではかなりむずかしいと思います。
    広い範囲すべてへ50FU/平方cm以上の植えつけは技術的にとても無理でしょうし、80FU/平方cmの絶対不可能です。あえて行わないというわけではありません。日本人のヘアは白人より太いので、同じサイズの1本毛、2本毛、3本毛でもスリットが少し大きくなる傾向があります。欧米でさえ30FU/平方cm以下の植えつけのクリニックは多いようです。
    植毛の数字的な目標は40FU/平方cmですが、もともと発毛率が100%ではなく、高密度植毛ではさらに%が下がります。

    ・発毛率つまり発毛するFU/植えたFU×100(%)が下がるということは、無駄な株が多くなるということです。結果のインパクトと無駄を減らしたいという正反対のことを天秤にかけるということになります。
    範囲が狭い薄毛では高密度植毛もいいのかもしれませんが、広い面積では高密度植毛のデメリットは下の2点になります
      ・植えつけられる面積が小さくなる
      ・定着率の低下によるドナーの無駄が大きくなる

    ・数回植毛を同じ範囲にくり返したら100%の密度を達成できるのか?を以前世界中の植毛医に同じ質問をしましたが、返ってきたすべての答えは“NO”でした。
    結論をいうとオリジナルの70-80%しか濃くできません。

    ヨコ美クリニック 
    院長 今川

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