投稿者:Kさん
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Q
一般的に植えた部分から何cm四方くらいまでがショックロスを起こす可能性を持っていると考えられるのでしょうか
2007.05.17
ご多忙のところに書込失礼します
ショックロスについて一通り目を通しまして、植えた部分またはその周囲に起きるものと認識しております
そこで質問させて頂きたいのですが、「植えた部分の周囲」に発生する場合、一般的に植えた部分から何cm四方くらいまでがショックロスを起こす可能性を持っていると考えられるのでしょうか
また、ミノキシジルやプロペシアの効果についてなのですが、頭頂部には効果が見受けられるということですが、「頭頂部」とは、具体的にどのあたりからどのあたりまでと考えたらよいのでしょうか
用件のみで不躾かと思いますが、お答えくださると助かります
よろしくお願いします -
A
Re:一般的に植えた部分から何cm四方くらいまでがショックロスを起こす可能性を持っていると考えられるのでしょうか
2007-05-17
ご投稿ありがとうございます。
“ショックロス”より“ショック”または“ショック現象”という用語が適切だと海外の多くの植毛医が主張しているのでそのように表現させてもらいます。
どうやら彼らは“ロス”の永久的喪失というニュアンスが気に入らないようです。
私はショックの及ぶ範囲はスリットを入れた範囲、そしてせいぜいそこから1cm外側くらいまでに限るのではないかと思います。
先日の国際毛髪外科学会地域ワークショップの講師達にその頻度を尋ねたところ、男性では0.5~数%(私の想像より小さな数字です)、女性は半数の方々に多かれ少なかれ起こると言っておりました。
FU株より大きめのミニグラフトやMFU株を使ったり、植付けにパンチ穴を使うとその頻度はFUTや単一植毛法よりはね上がってしまいます。
それからプロペシア、ミノキシジルの効果の「頭頂部」という場合、解剖学的定義というよりヘアラインからツムジまでの間を2つに分けて、後半分というふうに理解したらいいのだと思います。
ヘアライン、頭頂部、後頭部を学術的な意味で厳密に使い分けているのではないようです。
院長 今川
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