投稿者:かずさん

  • Q

    プロペシア1mgと0.2mgについて

    2005.12.19

    http://f39.aaa.livedoor.jp/~noguchin/propecia.html


    によると1mgと0.2mgについて大差ない結果がでているようです。副作用のことを考えると0.2mgでいいような気がするのですが、先生はどのようにお考えでしょうか? 先生のところでも0.2mgの販売はしているのでしょうか? よろしくお願いします。

  • A

    Re:プロペシア1mgと0.2mgについて

    2005-12-19

    ご投稿ありがとうございます。
    教えていただいたサイトを検索してみましたが、おっしゃるように0.2mgでは1mgと比べてDHTの血清レベルの差は少なくテストステロンでは少し高いようです。
    日本人の場合では、1mgより少ない量でも有効であるとする意見も耳にしております。
    私が指摘したい点は
    ・欧米人で1mgのレベルが最適(メーカーはそう考えていると思います)とされているのに、私達日本人だけがそれより少なくても良いという根拠はあるのか?という点です。
    ・ホルモンの血中濃度の他に臨床的な有効性を確認する必要があると思います。
    1)著効(great)
    2)中程度有効(maderate)
    3)軽度有効(slight)
    というように有効性の程度も重要です。
    つまり“少しだけ良くなった”と“とても濃くなった”では違うということです。
    0.2mgと1mgでどの程度効いたのか%をよく検討するべきだと思います。
    ・この1998年のデータ1件で結論を出せるのか?という点にも疑問があります。
    もっと多くのデータで検討されるべきだと思います。

    副作用は0.2mgの方が絶対に少ないと思いますが、効果が同等か否かが問題です。
    医師は来院される方だけの経過でそこの所の結論を出せませんが、世界中で今服用されている量をまずおすすめするべきかなあと思います。
    ミノキシジルでも1%のリアップではとても効果が弱いと思いますし、やはり2%より5%の方が効果が大きいことは証明されています。
    どうも私達日本人はローリスク・ローリターンを選択する傾向が強いかもしれません。
    ただもちろん当院ではご希望により0.2mgの錠剤も処方いたします。

    院長 今川

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