投稿者：ケムケムさん

• Q

  フィナステリド の効きやすさ

  2021.12.01

  そちらのクリニックで2023年末に植毛を予定している者です。薄毛が徐々に進行してきて誰が見ても地肌が透けて見える程に薄毛が進行してしまい植毛予定日までつむじと頭頂部が持ちこたえれそうにないので、皮膚科でフィナステリドの治療を始めました。AGAの事を色々調べていく内にAGA検査というものがある事を知りキットを購入して調べて見ました。CAGリピート配列数を測る検査で、結果はAGAリスクは低い判定で、フィナステリド の効果も低い判定でした為ショックを受けてしまいました。AGA検査自体信憑性は、低い事は、存じておりますがフィナステリドの効果判定の信憑性はあるのでしょうか？フィナステリドの効果が無いとなれば直ぐにでも植毛を始めないと取り返しが付かない事になりそうなので悩んでおります。ミノキは副作用に耐えられそうに無いので考えていません。

• A

  Re：フィナステリド の効きやすさ

  2021-12-07

  ケムケム様
  
  20年位前にアンドロゲンレセプター（AR）の遺伝子のCAGリピート数がAGAのリスクに関係するのではないかという論文が発表されました。その後多くの研究が行われましたが、メタ分析で関係ないことが証明されています。（https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/21981665/）
  
  フィナステリドに関しては、いくつかの海外論文がCAG（グルタミン）ではなくGGC（グリシン）のリピート数多いほどフィナステリドの効果が低いという関係性を指摘しています。
  
  フィナステリドの効果は個人差が大きいものです。遺伝子検査ではなく実際に薬を試してその効果を確かめるしかないと思います。
  
  医師　内山
  ヨコ美クリニック