投稿者:ぼんさん

  • Q

    ドナー縫合線の処置

    2007.01.20

    仮に手術を3回行ったと仮定しますと、それなりにドナー部
    の幅は広がると思いますが、例えば4回目の手術をする際に、
    採取した毛をドナーの縫合線上に植付ける事を目的とした、
    将来的にドナーの傷跡を目立たなくするような事は不可能
    なのでしょうか?
    もし世界的にそのような事例もご存知であれば教えて頂きたい
    のと、今川先生としてのご見解を伺えれば幸いです。

  • A

    Re:ドナー縫合線の処置

    2007-01-22

    ご投稿ありがとうございます。
    おっしゃるような手術を実際におこなったことについては耳にしておりませんが2つの難点があると思います。
    1.ドナーの傷がテンションのために再び広がって前回までの巾にうえつけたとしてもさらにまた巾ができる。
    2.移植毛のうちかなりが傷への植毛に使われ、薄毛の範囲へ十分うえつけられないかもしれない。
    そしてドナーの傷への植毛は
    ・周囲との濃さの対比からいって1回で気にならなくするのはむずかしい
    ・うえつけが枕にあたる場所でもあり株の脱落に注意が必要
    などの欠点もあります。
    私なら4回目以後も薄毛への植毛をだけをつづけて、しばらくは植毛をやらないと考えた時点で広がったドナーの傷の切除縫合をします。
    それでも気になればFUTかFUEをドナーの傷に行います。
    “二兎を追うもの一兎も得ず”みたいな中途半端なことを行うべきでないと考えます。

    院長 今川

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