投稿者:3年経過さん

  • Q

    ドナーの採取法について

    2005.06.15

    お久しぶりです。過去に先生の手術を受けてもう3年が過ぎました。その後の経過は順調で若干まだ密度が足りないかなと思いつつも再手術するかは検討中の今日この頃です。
    そんな気持ちで久しぶりに植毛関係のHPを除いていたら、今川先生の所で行っている方法とは別のドナー採取法で行っている他院があることを発見しました。新宿が本院のiクリニックですが、QHR法でのドナー採取だそうです。個人的には傷が目立たなくていいのでは?と感じてます。そこで信頼のある今川先生の所で導入されることを期待しつつ、この方法はいかがなものなのかご意見をお伺いしたくて投稿させていただきました。他院の質問で大変恐縮ですがどうかよろしくお願い致します!

  • A

    Re:ドナーの採取法について

    2005-06-15

    ご投稿ありあがとうございます。
    手術の結果はその方法とそれを行う術者の力量の2つの要因によります。つまり結果は必ずしも方法だけによりませんが、方法自体について私はQHRに批判的です。
    その理由について過去ログ(No.4284)にもはっきりと主張しております。
    マシーン自体は7~8年以上前に登場したもので多少の改良(どこがどのように改良されたかはQHRははっきり言っておりません)があるとしてもFUT以前の植毛の概念、つまり一言で言えばミニ・マイクロ植毛をオートメーション化したにすぎません。
    QHRのドナーの採取方法は2通りあります。
    ・マルチブレードを使った方法
    最新のFUT理論ではシングルブレードつまり上下のドナーの切開を独立させるべきだとされています。
    ・ダイレクト法(これは1ミリパンチで直接株を繰り抜く方法)
    これは最新のFUEのやり方と一見似ていますが、QHRではモーター式のパンチでくり抜きます。
    この場合ドナーの切断率はとても大きくなると想像されます。もっとも熟練した術者によるFUEでも5~6%のロスがあるとされています。それ以上になるのは確実です。(60株中12株だけが植えることができたという例もあったと聞きました。)
    それとこの方法だと1度に多くドナーをとれないのが最大の欠点です。
    ごく最近出版された「植毛完全ガイド」(現代書林)にそのことを詳しく書いております。興味がありましたらご一報下さい。

    院長 今川

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