投稿者:たんこぶさん
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Q
ショックロス
2005.11.02
こんにちは。何回も過去に出てきていますが、密度が下がっていない場所に毛を移植すると毛の入れ替わりがあるだけで効果が感じられないとの事ですが、まばらに植える単一植毛でもやはり密度のある箇所へのchoi式などによるピンポイント(のようのに思われる)の植毛においても同じ事になるのでしょうか?先生は掲示板上で単一植毛のメリットは患者側には皆無です。と、ご回答されていますが、ではショックロスの危険性というのは、単一植毛でも、密度がある場所へ集中的に植え込んだ場合起こりうる。という事ですか?
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A
Re:ショックロス
2005-11-02
「単一植毛針と同じサイズの針で植えつけられる場合」という前提条件があれば単一植毛のメリットはないと思います。
単一植毛ではドナーのヘアを2cm程度の長さにする必要があり、そのために
①ドナーの密度を測定できない。
結果的に正確に採取するドナーの面積を測定できないので貴重なドナーのロスにつながる。
②シャンプーが長期間できない。
③植毛針が高価なため治療費が高くなる。
という重大なデメリットがあります。
ただ技術的にその前提条件をクリアしにくいので単一植毛を行う医師が多いのだと理解しています。
実際上単一植毛針のポッピング(もぐらたたき現象)はスリットをつかう方法より大きいので単一植毛法の方がデンスパッキングには不利だと思いますが、理論上同じサイズの植毛針とスリットで同じ密度に植えつければ株の生着率が同じであれば結果もショックロスのリスクも同じことだと思います。
それから、私の知る限り単一植毛を行う医師で密度が下がっていない範囲に植えるケースはあまりありませんでした。
それはそれとして正しい判断だと思いますが密度がとれないピンポイント植毛する意味があるのかは疑問です。
院長 今川
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