投稿者:マサさん

  • Q

    頭皮

    2023.07.11

    他院にて生え際とM字に植毛手術を受けて1年半年程経つのですが、移植部分の頭皮が頭頂部や後頭部に比べ硬く、油分も少なく冬場は乾燥ぎみです。
    頭皮マッサージは毎日行っているのですが、何か他に和らげる方法はありますか? またこの状態が移植毛に悪影響が及びますか?

  • A

    Re:頭皮

    2023-07-11

    マサ様

    うける方の体質も関係しますが、植えつけの際にパンチ穴や大きいスリットを使うと移植部がハンコンによる線維化(たんこぶ状態)をおこして硬くなり触ると少し盛り上がった状態になることがあります。もしその状態なら長期間で症状が少しずつ改善するかもしれませんが、完全に戻るかは分かりません。線維化によっては次回の株の定着率が少しですが下がる可能性もあります。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

  • Q

    Re:Re:頭皮

    2023.07.12

    ご返答ありがとうございます。

    2回目以降の定着率が下がるということですが、そもそも植毛の生着率と定着率の違いと、1回目~5回目ぐらいまでの一般的な生着率と定着率をご教授いただければと思います。
    できれば、ラインスリットとホールスリットでの生着率と定着率もお願いします。

  • A

    Re:Re:Re:頭皮

    2023.07.13

    マサ様

    同じ範囲に密度アップのために植毛をくり返すと、パンチやスリットによって移植部にハンコン化を生じ定着率が少しずつ下がります。それに関するエピソードを紹介します。
    現在の植毛は3~4ミリ径の大きさの株を3、4回くり返すパンチ式植毛が始まりですが、当時某ヘア治療の学会でカナダのトロントのシーガー医師が講演を行ったアンガー博士に以下の質問をしたとのことです。
    「同範囲に植毛をくり返す場合一番定着率が良いのは何回目か?」
    アンガー博士は「1回目は頭皮の血流も申し分なく当然のことだが定着率が一番良い」と答えました。シーガー医師はそれなら1回目で仕上げるべきと考え世界で最初に“ワンパス植毛術”を試みました。
    生着率と定着率は同じ意味で、1回目は85~95%、それ以降はくり返すごとに少しずつ%下がります。ただ具体的な数字は知りません。同じ手術内容でも受ける方によっても%は変わります。かなり以前日系カナダ人皮膚科医ナカツイ医師はパンチ穴を使うマイクロホール法は同じ径のスリット法より数倍移植部のハンコン化が大きいと報告しています。ハンコン化の程度と定着率の低下には相関があると思います。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

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