投稿者:ƿ̾さん

  • Q

    質問

    2004.08.07

    以前にも質問させて頂いた薄毛に悩む31歳♂です。
    その際は本当に丁寧な回答をして頂き有り難うございました。
    私も「自毛植毛」をしたいと思い,現在色々な掲示板で勉強しながら,費用を貯めているところです。
    そんな中,疑問に思うことが一つあるので教えて下さい。

    ?ある掲示板で「自毛植毛手術後にプロペチアやロゲインを使用すると,ドナー箇所の毛髪より太く育つ」と書いてありました。これは本当でしょうか?
    ?手術後,自毛植毛効果を感じるのに「早い人」と「遅い人」が居るようなのですが,これは(個々の体質にもよると思いますが)「ショックロスや脱毛の更なる進行」によるところが大きいのでしょうか?素人考えなのですが,植えた分は95%くらいのの確率で確実に生えてくるのですから,効果を実感するのに「早い」「遅い」の差が生じるのは「ショックロスや脱毛の更なる進行」が大きな原因のように思うのですが・・・。つまり「効果を実感するのが早くても遅くても植えた分が生えるのはほとんど皆同じ=効果を実感するのに早くても遅くても特別な+αの効果があったという訳ではない」ということでしょうか?もしくは「効果を早く実感できる方が,遅くに実感できるより+αの効果があったということなのでしょうか?
    その掲示板では「効果を早くに実感できる方が良い」事のように書かれていました。実際の所,効果を早く感じる方が,自毛植毛効果最終判断時に満足度も高いのでしょうか?

    良く分かりずらい質問内容かもしれませんが,気になります。
    宜しくお願いします。

  • A

    Re:質問

    2004-08-07

    Re: 質問 横美会 -
    ご投稿ありがとうございます。
    項目ごとにお答えいたします。

    ①の質問ですが、男性型の薄毛は『ヘアがだんだん小さくなる』現象です。当然プロペチアやロゲインはそれを改善するわけですが、その影響でもともとの太さ(ドナーはそれが保たれているはずです)がより太くなることはないと思います。
    つまり細くなったヘアをもとの太さに戻せてもそれより太くなる人はいないはずです。
    その掲示板の表現は間違っていると思います。
    それを書き込んだ方はヘアの太さがどれくらいか?という基礎的データもご存じないと思われます。
    ②移植毛のほとんどが発毛するという前提から疑うべきでしょうが、もし95%確かに発毛するという前提だとすると100%の効果を達成できる1年~1年半の経過でいろいろな要因が実感に影響します。
    1)発毛自体が遅い場合
    ドナーの株分け、植え付けのダメージによると思われるものやカツラなどの悪影響による発毛の遅れが考えられます。
    2)既存のヘアの脱毛
    おっしゃるような薄毛の進行やショックロスによるマイナスが効果を減らすことが考えられます。
    3)移植毛の伸び
    移植毛伸びは若い方のほうが伸びが早いかもしれませんがその差はごくわずかに過ぎません。
    4)ドナーのヘアの太さ
    ドナーが細いと同じ本数でもボリュームがとれにくいと思います。
    5)植えつける密度
    植えつける範囲に比べ本数が少ない場合ボリュームがとれにくいと思います。

    4)5)をまとめた因数が”ヘアマス”といってボリュームの大切な要素だといわれております。
    確かに「効果を早く実感できるほうが良い」ということは言えます(これはボリュームに関係します)が、それは4)5)の要素で術前にある程度予想できると思います。

    院長 今川





    Re: 質問 匿名 -
    早々の回答有り難うございます。
    「ボリューム」に関係して「効果を早く実感できるほうが良い」ということが言える事は良く分かりました。
    私は効果を実感するのに「早かろうが遅かろうが同じ」だと思っていました。植えた分は確実に生える!という意味において,「早い」「遅い」の差はショックロスや現在の脱毛状況が更に進行したために生じるのだと考えていました。
    術後半年で効果を実感できる人は,更に後4~6ヶ月でも目に見える効果を実感できるという事なのですね。
    また回答して頂いた4)のドナーのヘアの太さについてなのですが,再度質問させて下さい。
    (素人考えで申し訳ないのです)「ヘアの太さ」といってもコンマミリ単位の違いだと思うのですが,同じ本数でも目に見えて違いが生じるのでしょうか?






    Re: 質問 横美会 -
    ご投稿ありがとうございます。
    NO.4899はわかりにくい説明だったのかもしれません。申し訳ありません。要するに“なかなか実感できない”という場合実際の発毛が遅くなったり伸びが遅いなどの要因というより圧倒的にボリュームが少ないことに左右されるということです。
    ヘアの直径の平均は白人の場合60-70ミクロン、東洋人の場合80ミクロン台だろうと思います。(“HairTransplantation4版”にある日本人のデータで100ミクロンというのは少し大きすぎるのかもしれません。)NIDOの人工毛は90ミクロンですから人工毛の方がやや大きいと思います。例えば60ミクロンの細いヘアと90ミクロンの太いヘアを同じ本数植えるとボリュームは1.5×1.5=2.25(直径の2乗に比例します)つまり2倍のボリュームの開きがでます。ヘアの太さが半分になると4分の1の薄さになってしまいます。男性型の薄毛は密度がへるだけではなくこの現象が大きく影響します。

    院長 今川

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