投稿者:スサキさん

  • Q

    肥厚性瘢痕orケロイド??

    2005.04.11

    今川先生こんにちは。昨年11月にお世話頂きましたスサキです。発毛経過に関しましては別途メールにてお知らせさせて頂くとして、今回はドナー採取部分の「傷」について質問させて下さい。さて、私は術後5ヶ月が経過しようとしているのに、ドナー採取部の傷が未だに消えず、また時として当該部位の毛膿炎&カユミに悩まされております。しかし、それに関しては我慢してるのですが、1点だけ大変気がかりなことがあります。と申しますのは、先生の著作物を拝読いたしますと、「ケロイド体質は発毛しにくい」旨の記述があります。素人なりに、医学書を広げ、自身がケロイド体質なのか否かを調べているのですが、ここにきてケロイドと肥厚性瘢痕の定義がいまいち理解できません。 またこれらの治療法には唯一「リザベン剤」が有効とあったのですが、先生より頂きました軟膏がそれにあたるのでしょうか? 当該個人の体質に左右されそうな問題かもしれませんが、当方といたしましては、できれば後頭部の傷も綺麗に「消したい」と考えております。

    ケロイドと肥厚性反抗の見分け方、また併せまして家庭でもできる当該治療法について御教示いただきたいところです。

    追伸・・・私の採取部分は、幅1センチ弱・長さ20センチ弱の大きなミミズバレが生じております。 とはいえ、他人には500%分からないので全く問題ありません(笑)

  • A

    Re:肥厚性瘢痕orケロイド??

    2005-04-11

    ドナーの傷は発毛したヘアが埋もれて毛膿炎をおこしている可能性が高いと思いますが、それが本当にケロイドor肥厚性ハンコンか否かは拝見すると大体見当がつきます。
    自覚的には「カユミ」と「赤味」「盛り上がり」が参考になります。
    一般的な傷は2~3ヶ月が赤味、硬さのピークで6ヶ月程度で改善しますが、それがケロイドの場合2年間かそれ以上続きます。
    なお、仮にドナーのケロイドの傷に植毛しても発毛しにくいと考えますが、植えつけた範囲がケロイドになることは今まで経験しておりませんし、その心配は無用です。
    リザベンはもともとアレルギーの薬ですが、ずっと前からケロイドの予防薬として知られていました。術後すぐからの服用で効果があるとされていますが、確かに有効か?という証明はないように思います。ただ副作用の心配がないので私も時々処方しております。
    一般的には頭皮は本物のケロイドはまれです。大部分がケロイドというより毛膿炎の後の目立つ傷だとか巾をもった傷のようです。
    ドナーの傷が最終的にどうなるのか?その経過を見てどのように対処するべきかをよく考えてみます。
    今の状態の写真をメールで送ってください。
    お待ちいたしております。

    院長 今川

気になること、薄毛の悩み、
植毛技術のこと等、
お気軽にご相談ください