投稿者:emuさん
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Q
移植毛を採取してから植えるまでの劣化について
2015.12.22
先日、東京の某Rクリニック(S系)クリニックでカウンセリングを受けてきたのですが、その際オプションでハイポサーマソルというのを勧められました。そのクリニックによれば移植毛を、生理食塩水の代わりにその液体につければ劣化せずに定着率が上がるらしいのです。
同じ人の頭皮の左右で、使った場合の部分と使わなかった場合の部分の比較の写真を見せてもらいましたが、すごく差がありこれだけ効果があれば他院でも使われるべきものではないかと思うくらいでした。
今川先生はこのような薬品を用いた技術を聞いたことがありますでしょうか?
効果は信頼できるものと思われますか?
ちなみに、費用はその液体を使うだけで8万円程かかるらしいです。
ご意見お聞かせください。 -
A
Re:移植毛を採取してから植えるまでの劣化について
2015-12-23
emu様
生理食塩水の発毛率は90%以上というようにとても良い数字ですし、組織培養液の方が生理食塩水よりも発毛率が良いという客観的なデータはありません。比較の写真も多分メーカーの宣伝です。
ただ理論的には生理食塩水はアミノ酸などの栄養素が含まれていないので長時間の施術では組織培養液の方が良いと思います。
特にFUEの場合は株が華奢なので劣化を起こしやすくそのような工夫は大切ですし、当院でも以前から同様の製品を使用しています。
ハイポサーマソルは確かに高額ですが医師が有効だと信じて使用するなら全例に使うべきです。
そうでなければ8万円払えないケースの方は劣る結果で良いということなのでしょうか。
医師はすべてのケースでベストの結果を追求すべきです。ちなみに8万円は高すぎます。
実際の価格はその何分の一ですが手術費用をつりあげる商売上手なクリニックのようです。
結果がよくなるのは長い目でみるとクリニックの商売にプラスになるわけです。
目先の金稼ぎのために患者さんに培養液の費用を転嫁すべきではないと思います。
P.S
「発毛率について」(http://yokobikai.or.jp/topics/topics4.html)はこの点にふれています。
参考にして下さい。
ヨコ美クリニック
院長 今川
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