投稿者:スマイルさん

  • Q

    植毛(緊張)による脱毛加速

    2007.11.06

    度々、失礼致します。

    ttp://members.at.infoseek.co.jp/ginji_2/hairtransplant.html#transplant4
    のサイトに書かれてあるスカルプリダクションの問題点の項目に、以下の記述を見つけました。
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    ・脱毛を加速化させる

    スカルプリダクションは、普通数年かかる脱毛を数週間数ヶ月で実現してしまうような脱毛の加速化を引き起こします。これは、かなりよく見られる症状らしいです。通常手術後1年以内に始まり、患者自身が脱毛を明確に自覚するようになります。その大量の脱毛はもし起これば再発毛しない可能性が高く、それによって周りの毛髪に隠れていた手術痕がだんだん目に見えるようになってきます。Bernstein博士は、スカルプリダクションを二回以上行った患者にこの脱毛の加速化が現れる可能性は50%を超えるとまで言っています。これゆえにもしスカルプリダクションを行うときにはこの脱毛を充分考慮にいれて決定しなければならないと思います。
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    過去ログ4659では、脱毛進行原因としての頭皮緊張説に対して「突っ張るからハゲるという学説もありましたが否定されております。スカルプリダクションというかなり突っ張りを作る手術でもハゲは悪くなりません。 」とご回答されているのですが、実際はどうなのでしょうか?
    また、過去ログ9878によりますと、テンションがかかるのはドナー採取した後頭部だけで、頭頂部まで影響をおよぼすことはないとの事ですが、仮に頭皮の緊張で脱毛が進行する場合、後頭部はもとより頭頂部にも若干の影響があるような気もしてしまいますが、いかがでしょうか?

    お忙しいところ恐れ入りますが、ご意見、宜しくお願い致します。

  • A

    Re:植毛(緊張)による脱毛加速

    2007-11-06

    スカルプリダクション(SR)はかつて植毛と並ぶポピュラーなテクニックで1990年に最初に師事したサクラメントのSeery博士はその権威でした。
    彼はアンカーテクニックといってストレッチバックを予防する技術で有名でしたが、亡くなる直前まで「まだSRを行っているか?」と気にかけて下さいました。
    SRを最初に発表した(異論もありますが)トロントの形成外科医M.Unger博士もまだ結構行っているようです。
    ただSRを行う医師達はどちらかというと植毛全盛の今では少数派になりました。
    SRとドナー採取の基本的な相違点は剥離の有無です。
    SRは頭部全体を広く剥離しますが、通常ドナー採取は剥離を全くしないかごくわずかです。
    そのために周囲の頭皮にはあまり影響が及びません。ただ何回となく植毛を繰り返しドナー周辺の余裕がなくなり、広く剥離をして縫合しないといけないテンションの強い傷の場合やSRではさらなる脱毛状態(これはNorwoodⅧ型と表現されるようです)を引き起こすという医師達もいます。
    以前にはこのような議論をほとんど耳にしておりませんでしたし、私も通常の緊張ではそれが脱毛を加速させるとは考えられないと思います。
    『頭皮の極端な緊張や頭皮の広範囲の剥離による毛細血管網の破壊は脱毛を促進するというリスクを持つ』と解釈しています。
    外科系で手術が得意な医師達はSRに好意的見方をし、Bernstein博士のような皮膚科医達はSRが嫌いだという側面もあるようです。

    院長 今川

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