投稿者:RAさん

  • Q

    先生のご意見をお聞きしたいです。

    2016.04.17

    いつも大変お世話になっております。

    他院のコラムにて以下の文章を目にしたのですが、先生のご意見をお聞かせ願いたいです。

    「つむじという所、毛流というベクトルで考えると、湧き出し点・発散点であり、ベクトルの重なりがない点であるため、どうしても地肌が見え易い傾向にあります。毛が太く長いだけでなく、毛穴と毛穴の間隔は可能な限り近い方がよい。

    ここで、植毛で用いる株のサイズと移植孔とそれらによる周囲への影響を考えてみます。周囲への影響とは悪い影響です。皮膚の修復機能が間に合わず傷跡になるとか、既存毛の一時的でない脱毛を起こすとか、さらには、お互いに作用して生着率を落とすとかのことです。この影響を小さくしようと思えば、それは、まず出来るだけ小さい移植孔を用いて、切れのよいブレードを用いることで移植孔のエッジは損傷がなく、さらに株のサイズが小さい方がいいと言えます。しかし、小さい株、たとえば、1本毛の株では、どうしても同じ移植株数でも毛の本数でみると、平均的サイズでよりも少なくなり、効率は悪いかもしれません。

    しかし、前半部分で述べましたように、「毛穴と毛穴の間隔は可能な限り近い方がよい」という観点からは、効率の良さより、この点に重点を置き、直径でおよそ3?程度の範囲には一本毛をあえて植えて行くのです。もちろん毛の太さは太い方が良い。これにより、移植密度の高度化と既存毛の維持率を上げることが可能となり、満足度も高くなり、つむじへの植毛が可能といえるのではないでしょうか。」

    これについて一瞬納得したのですが冷静に考えれば
    限られた範囲に同じ本数を植える際

    例えば既存毛が存在する同じ3c?に500本植えると仮定した場合
    1本毛のみ使う場合、スリットを500カ所
    2〜3本を使う場合は、スリットは250カ所程度?
    となりスリットを作成する際のリスクを考えれば圧倒的に前者の方が危険であり、植える株の大きさうんぬんの前にスリット作成の時点でこの理論は破断しているように思えるのですがどう思われますでしょうか?

    また同クリニックの考えでは、びまん性などの場合は状況によっては細い毛が生えている毛穴をつぶして太い毛を植えて改善を図る旨の文章を目にしたのですがそのような施術は植毛の世界では行われているのでしょうか?

    長くなり申し訳ありません、宜しくお願い致します。

  • A

    Re:先生のご意見をお聞きしたいです。

    2016-04-18

    RA様

    随分ともったいぶったいい方をしていますが、要するに小さな株はスリットがより小さくてすむのでより高密度の植えつけができるが、濃くしにくいということです。
    頭頂部では濃さの達成が第一の目標ですから、1本毛を使うとしてもツムジの中心からごく小さな範囲だけにして2本毛3本毛を主体にすべきだと思います。
    既存毛のダメージというデメリットを考慮しても、濃くするという目的が達成されなければがっかりしてしまいますから。

    完全にハゲてツルツルの頭皮の方以外のほとんどのAGAの方への植毛は“細くなった既存毛の間にスリットを入れて植えつける”ことになります。
    結果的に既存毛がつぶれてしまうことはありえますし、永久的ショックロスという言い方もできるかもしれません。
    ただびまん性の脱毛は通常植毛の適応にはなりません。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

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