投稿者：Junさん

• Q

  二回目の採取部位とFUTに関して質問があります。

  2020.02.04

  今川先生
  
  お世話になります。いつも誠実なご対応、誠にありがとうございます。
  
  今回は、2点ご質問があります。
  
  １点目なのですが、「ARTASで、１回目(1400株)を経験した場合、2回目の施術では、AGAの影響を受けにくい部位からの採取が難しくなるのですか?」
  
  FＵＴとFＵEでは、採れる部位の質の違いは生じますか?誰でも考えると思うのですが、できる限り質の高いAGAの影響を受けにくい部位からの採取を希望すると思います。(特に今回のご回答は、１回目ARTAS(1400株)の場合の二回目の施術を前提にしていただきたいと思います。)
  
  自分自身が受けたクリニックでは、2回目はmax500株と言われたり、ARTASで1回目を経験すると、2回目の施術になにかとマイナスの制約、前提があると不安なのですが ....。
  
  2点目なのですが、「FＵTは、FＵEより難しいのですか?」になります。
  
  単純に、国内でFUTを採用しているクリニック、医師が少なくなすぎるので...。言い方を変えますと、医師の先生方がFＵTを避けている、あまりやりたくない手法だと思われていらっしゃるのかと感じられるので、、、。FＵＴは、難しい手法なのですか?(特に自分自身は、2回目はFUＴを希望しておりますので、気になります、心配になります。)
  
  宜しくお願い致します。
  
  Jun

• A

  Re：二回目の採取部位とFUTに関して質問があります。

  2020-02-07

  Jun様
  
  1点目
  FUEは広い範囲から株をくり抜く必要があるためにAGAの影響を受けにくい部位を逸脱して採取される可能性がありますが、FUTは採取される帯状の頭皮は全て安全な範囲内から採取されます。帯状の頭皮には前回のFUEの傷跡が無数にあっても残った毛包を顕微鏡で株分けできるので株の質も担保されやすいと思います。
  2点目
  FUTはFUEよりも簡単だと説明するFUE専門の植毛医もいるようですが、多くはFUT（実際にはFUTまがいの方法です）で良い結果が得られなかった経験を持っています。FUTは外科的研修と十分な臨床経験なしでは良い結果を得ることが難しい方法です。
  一方FUEは一見難しそうなのですが慣れれば単純作業なので習得はFUTより早いといえます。医師免許を持たない一般の方でも可能とあって、トルコなどは90％以上のクリニックが医師以外のスタッフによってFUEを行うといわれてブラックマーケットと呼ばれるビジネスが問題になっています。
  
  ヨコ美クリニック
  院長　今川