投稿者：銀魂さん

• Q

  ドナードミナンスの理論について

  2014.12.14

  　抜けない運命にある場所のヘアを薄毛の部分に移植しても、再び薄くなることはないということがドナードミナンスの理論で、ヘアがもともと持った運命は場所を移動しても変わることはないとされています。
  　ということで、もともと髪の毛が生えていない額に植毛しても定着するということなのでしょうか？
  　極端な話、理論上は身体のどこに植毛しても定着するのでしょうか？

• A

  Re：ドナードミナンスの理論について

  2014-12-16

  銀魂様
  
  ドナードミナンスは植毛がよって立つ理論で、基本的にそのように考えていただいてけっこうです。
  ただこれに関しての知見を紹介すると、
  ・ヘアが他の部分に定着するとその場所の血行や皮膚の厚みによって元々の性質が少し変わります。
  例えばスネ毛を頭に植えつけると4㎝ほどまで長く伸びるが細さは変わらなかったとか、逆に頭髪を眉に植えつけると頭髪より短かくなったといわれる現象です。
  これをrecipient site influenceといいます。“移植床の影響”とでも訳せばいいのでしょうか？
  ・最近ドナードミナンスを覆す、つまり移植毛が抜けてしまうという事例が世界中で数例報告されています。
  本当にドナードミナンスを覆したのか？そうでなくてAGAで抜けない範囲から採られたヘアだったのか？植毛すべきでない場所に植えつけてそうなったのか？、高齢になってドナー部のヘアも加齢によって細く薄くなってしまったのか？、などは定かではありません。
  いずれにしてもとてもまれなケースです。
  
  ヨコ美クリニック
  院長　今川