投稿者：スマイルさん

• Q

  ドナーの傷

  2007.11.09

  ドナーの傷について、何点か質問させていただきます。
  
  １．Trichophytic donor closureは、invisible scar法と同じでしょうか？
  
  ２．Trichophytic donor closureは、テンションが弱い初回のみでしょうか？また、植毛回数に関わらず、もともとの個人の頭皮の硬さによっても適否が分かれることはありますか？それとも貴院の手術全例に適用されているのでしょうか？
  
  ３．これによって、1回（または将来）のドナー採取量が減る、通常の場合以上にテンションがかかり易くなる（傷が広がり易くなる）、などのデメリットはありますか？
  
  ４．Single-scar Harvestingとは、貴院で通常行われている、ドナーの傷を1本にする方法（ワンスカーテクニック）と同じでしょうか？それとも、シングルブレードで採取することでしょうか？
  
  ５．シングルブレードによるドナー採取とダブルブレードによるものでは、どちらが傷がきれいになるのでしょうか？
  
  ６．医院や個人差による違いもあるかと思いますが、一般的にドナー傷は、初回、2回目、3回目で平均何mmの幅に落ち着くことが多いでしょうか？
  
  ７．老年になってくると、全体的に薄くなるのと、むしろ、長髪が不似合いなことから頭髪を短めにする人が多い気がします。術後はまだしも、やはり、老年になると後頭部・側頭部の傷が目立つのではないかと心配しておりますが、先生のご意見をお願いします。
  
  以上、複数の質問で申し訳ありませんが、宜しくお願い致します。

• A

  Re：ドナーの傷

  2007-11-09

  ご投稿ありがとうございます。
  項目別にお答えいたします。
  1、同じだと思います。
  2、2回目以降の施術にもそれが有効か？というデータはありません。
  この技術を初めに報告したフランスの植毛医Frechetも去年そう述べています。
  彼は2回目のケースを現在検討中とのことです。
  3、1㎜程度の巾を余分にとる必要があるためにごくわずかですがそのリスクはありえると思います。
  4、文字通り解釈すればワンスカーテクニックをさすのだと思います。
  5、疑いの余地なくシングルブレードです。
  6、初回でも2、3割の方は3㎜程度の巾をもちうるとされていますし個人差がとても大きいと思います。
  残念ながらこれに関して正確なデータはありません。
  7、1、2回の植毛であればかなり刈り上げたヘアスタイルでもドナーの傷は目立つことはないと思います。
  
  院長　今川