投稿者:emuさん
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Q
スリットのつくり方について
2015.11.24
他院で、スリットを作る際、いわゆる穴ではなく線状の傷を作りそこに毛を植えるという方法を目にしたのですが
、そのクリニックによれば腫れもすくなく済むという記述がありました。さらに毛の流れも作りやすいそうです。
素人考えで傷跡も綺麗に行く様な気もしました。症例写真でも実際生え際の植え方がすごく自然で綺麗に見えました。
すごく優れた方法の様に思えたのですが、なぜそのクリニック以外では使われない技術なのでしょうか?
特許(?)のようなものがあるのか、それとも
特別な技術が必要なのでしょうか。
それとも欠点がある方法なのでしょうか。
ご意見をお聞かせください。 -
A
Re:スリットのつくり方について
2015-11-26
emu様
植えつけ過程は小さなパンチで丸くくり抜く方法(マイクロホール)とニードルやブレードで線状の傷を作る方法(スリット)とがありますが、株の定着に違いはないとされています。
言い換えれば医師が手慣れたやり方で行なえば良いということです。
マイクロホールは植えつけ密度を高くしにくい、くり抜いた部分がスリットより傷っぽくなるなどの理由から、私もスリットに軍配を上げたいのですが、傷跡への植毛ではハンコン組織をとり除けるという意味でマイクロホールをすすめる医師達もいます。
当たり前のことですが優劣が客観的にもはっきりしていれば優れた方法が採用されます。
例えていえば剣道の世界で仮に〇〇流が他流派より強いとすると、すべての方は〇〇流を学びます。
そうしないと勝負に勝てないからです。
実際には流派ではなくそれを使うか人の腕が勝敗を左右するために今でも多くの流派が存在しているわけです。
自分の方法をあたかもベストのように、また自分だけしかやっていないかのように言っているとすれば噴飯ものです。
門外漢の人々にビジネス目的で吹聴するのではなく、学問の場で直接堂々と主張すべきです。
ヨコ美クリニック
院長 今川
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