投稿者:髪茂さん
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Q
どの方法が生着率が良いのでしょうか
2009.10.06
各クリニックは一番良いと思われる方法をとっておられると思いますが、どのクリニックも生着率は95%以上と歌っております。本当でしょうか。先生ところでは人が株をひとずずつ植えていくアメリカで主にされている方法ですが、韓国が中心のチョイ式やフランスが中心のオムニグラフトなど比較して生着率はそれぞれ何%でしょうか。また、生着率だけでは表わせれない太さ、コシの強さなどの要因も各方法ではどれ程変わって来るものでしょうか。
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A
Re:どの方法が生着率が良いのでしょうか
2009-10-06
ご投稿ありがとうございます。
定着率というのは
・ドナーのヘアの株分けのプロセスでの移植毛のダメージ
・株分けされて植えつけまでのプロセスでの移植毛のダメージ(株の保存状態、温度、水分管理、時間etc.)
・植えつけのプロセスでの移植毛のダメージ
・植毛をうけた方の適切なケア
というすべてのファクターにかかわってきます。
たとえばフィギュアスケート競技の点数のようなものです。
パーフェクトな演技では100点ですがそれはなかなか出ない点数です。
クリニックの言う定着率の数字はミスのない場合の期待値という意味だと考えて下さい。
生着率と手術の方法についてを比較したデータは残念ながらないと思います。
ただダメージの全くない移植毛の株がより高い生着率につながるという点はたしかです。
私の独断とおことわりした上ですが
・オムニグラフトのようにマルチブレードナイフやヘアトームを使う方法では毛根切断のための低定着率や産毛化のリスクが大きい。
・チョイ式に関しては株分けを肉眼で行なうことと株の保存法については少々課題がある。
と思います。
当然のことながらいつも植毛を行なっているチーム(フルタイマー)であれば時々植毛を行なうパートタイマーのチームよりはるかに良い定着率が期待できます。
院長 今川
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