投稿者：HNさん

• Q

  FUTによる後頭部の変化について

  2021.12.03

  FUTによる後頭部の変化について質問です。
  
  https://www.yokobikai.or.jp/inquiry/Faq/detail/6100/
  
  こちらの回答で、FUTでは
  「ツムジや襟足の位置が変わらない。ヘア密度が下がるために周りのヘアがまばらに見えることもない。」
  と書いてありますが、ここに疑問を持ちました。
  
  切開した面積を周りの頭皮で補うということは、
  周りの頭皮が伸びるということになると思います。
  その場合、伸びることによって、頭皮部分では髪同士の距離が遠くなります。
  つまり、伸びる部

• A

  Re：FUTによる後頭部の変化について

  2021-12-04

  HN様
  
  “ヘア密度が下がらない”と答えたことはありません。“ヘア密度が下がるためにまばらに見えることはない”という意味です。FUTの傷を縫合すると当然頭皮が引っ張られてヘア密度は10～15％ぐらい下がります。ただ1回のFUTでヘア密度が10～15％下がってもそこが薄く見えることはありません。
  以前アメリカの某植毛医がフィリピン系アメリカ人に1cm四方のヘアを抜き続けて、どれぐらい抜いたら薄く見えるのかを発表したのですが、その論文によると100毛包/㎠の方では50毛包/㎠になった時に初めて周囲よりも薄く見えたとのことでした。1回に15％ヘア密度が下がるとすると計算上は
  術前100％
  1回目で85％
  2回目で85×0.85＝72％
  3回目で72×0.85＝61％
  4回目で61×0.85＝52％
  5回目で52×0.85＝44％
  つまり5回以上同じ瘢痕からFUTを繰り返すと理論値ではドナー部はまばら見えるということになります。
  日本人のヘア密度は白人より低いのでこの図式が同じかは分かりませんが、少なくとも3、4回FUTを繰り返してもまばらに見えることはないはずです。
  
  ヨコ美クリニック
  院長　今川