投稿者:こたろさん

  • Q

    日本国内でのFUTの扱われ方と疑問について

    2021.06.18

    AGAが進行し、最近植毛を考えている者です。 
    今川先生の見解をお聞きしたいです。

    植毛について自分なりに情報収集しているのですが、日本ではFUTとFUFを高いレベルで併用出来るクリニックと医師がほとんど居ないと思います。

    国際的にも評価され、国内で最も経験と技術がある今川先生がFUTとFUEは各々一短一長があり、患者の希望やケースによって使い分ける事や併用出来るのが植毛医として当然と仰っていたのを見ました。

    しかし、素人の自分でも疑問を抱く程FUTを的外れに批判しているFUE専門のクリニックばかりです。

    それでもFUEのエキスパートなら問題ないと思いますが、2500株以上を平気で植毛したり、ロボット植毛を行っているクリニックばかりです。

    医療ローンを組んで2500株をFUEで植毛し、密度はスカスカでドナー部が虫食いのようになり後悔してる方をネットで見ました。

    今川先生とヨコ美クリニックのように患者が満足出来るレベルでFUTとFUEを使いわける、併用出来る医師とクリニックを見たことがありません。

    これは日本の植毛業界が特に可笑しいのでしょうか?

    私はFUTで植毛を考えているので余計にFUTを過剰に批判する風潮に不信感を持ちました。

    最近テレビに出ていた植毛の権威と呼ばれるアメリカ毛髪外科専門医の肩書を過剰にアピールする医師が以前勤めていたクリニックで患者にARTASを勧めていたのがわかりました。

    技術をアピールする程技術があるなら開業しても勝手にファンがつくはずなのにと疑問を持ちました。

    もし今川先生が引退されたら、今川先生の後継の医師か、今川先生が信頼出来る海外の医師に植毛してもらった方が植毛で後悔しないように思いました。
    長々とすみませんが国内の植毛業界に疑問と不信感を持ちました。

  • A

    Re:日本国内でのFUTの扱われ方と疑問について

    2021-06-19

    こたろ様

    おっしゃる通りです。
    FUTとFUEは各々特長があって1つの方法ですべてのケースに対応するのは不適切で、植毛医は両方の術式をマスターすべき、というのが国際毛髪外科学会(ISHRS)のスタンスです。
    5年前トランプとヒラリークリントンが大統領選挙でテレビ討論会を行っている頃ロスのラスマン医師のクリニックを訪問したのですが、彼は21世紀初頭にFUEの論文を初めて発表したカリスマ医師です。彼のクリニックでカウンセリングに立ち会ったのですが、てっきりFUEを勧めると思っていたのに、奥様にFUTを行ったと説明したのは意外でした。
    女性は線のハンコンが目立つヘアスタイルにすることはないので安定してよい結果が期待できるFUTを勧めることが多いとも言っていました。植毛大国のアメリカでもFUT、FUE両方を行っているクリニックでは女性にはFUTを勧めることが多いようです。
    日本もFUE専門のクリニックが多くなりましたが、手術料が高く設定できる、株分けのスタッフが不要、技術を習得する期間が短くて済むなどがその理由だと思います。
    日本に限りませんが、FUEしか行わないクリニックはFUEのメリットを強調し、反対に〝FUTは痛くて怖い、傷が目立つ〟を必ず患者さんに説明すると思います。
    当たり前のことですが手術で一番大切なのは〝結果〟であって〝方法〟ではありません。FUEの悪い結果だった方はそれが身に染みて分かっているので2回目には結果を求めます。
    またFUEの法外と思える費用を費やしたために経済的余裕がなくなって2回目はFUTを選択する方は多いのはそうした理由からです。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

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