投稿者:ぬらりひょんさん

  • Q

    移植方法

    2018.09.03

    移植先に毛を植えるとき、スリットかホールを作成して行われるのですが、それぞれどういったメリット・デメリットがあるのでしょうか。
    それぞれクリニックごとに自分のメリットしか言わないので、よくわかりません。あるクリニックではスリットのほうがホールより高密度で移植毛が安定するとかいう一方で、別のクリニックでは逆のことを言ったりしています。
    第一人者としての先生の意見はいかがでしょうか。

  • A

    Re:移植方法

    2018-09-06

    ぬらりひょん様

    スリットで植えつけるのが一般的ですが、肥厚したハンコンにはパンチを用いてホールによる植え付けを行うこともあります。ホールは植え付けやすいことが最大のメリットですが、デメリットは以下の2点です。
    ・パンチは頭皮と直角に入ると丸い穴があくが、毛流に沿って前頭部は45°、後頭部は60°に入れると楕円の形の大きな穴になります。ちなみに直角(90°)に穴をあけると地肌が透けて薄く見えます。側頭部は更に15°位なのでパンチが刺入しにくいためパンチを使うクリニックはこめかみのヘアラインへの刺入が苦手です。
    ・同じサイズのスリットとホールを比較するとホールの方が何倍もハンコンになりやすいそのためリッジング(たんこぶ状態)のリスクが大きくなります。
    ホールは組織をくり抜きますから方法は理屈からいえば高密度には不利です。ただ発毛率に関しては両方とも同じだと思います。

    ヨコ美クリニック
    院長 今川

気になること、薄毛の悩み、
植毛技術のこと等、
お気軽にご相談ください