投稿者:R819さん

  • Q

    ショック(ロス)について

    2007.10.06

    いつも参考にさせていただいております。
    以前より、ショック(ロス)現象については様々なHPで
    散見しますが、

    現在の学会のなかでは、
    ショックロスの原因は何だと考えられているのか。
    一方、ショックロス以外の植毛時の永久脱毛の原因は何だと考えられているのか。

    (よく大きい株と小さい株を既存毛の多い部分に植えた場合、
    小さい株の方がショックロス回避に対して有利だという記載を見かけます。
    永久脱毛については、既存毛の毛根等が傷ついたことにより生じるのであるならば、確かにスリットの小さい株の方が有利のように思えますが、ショックロスまで同じ理由により発生しうると考えられているのでしょうか?)


    また、このことについてショックロスにつき実際に統計や論文等大きい株の方が不利だという研究がなされたものがあるのでしょうか?

    以上よろしくお願いします。

  • A

    Re:ショック(ロス)について

    2007-10-09

    ご投稿また貴重な御指摘ありがとうございます。
    ショック現象(Shock)とは『植毛が原因だと思われる既存毛の一時的あるいは永久的脱毛』で通常術後2~3週間(長くて1~2ヶ月以内)におこるとされています。
    これは臨床的な観察でうんぬんされており、残念ながら学問的には十分検証されておりません。
    原因として考えられるのは
    ・局所麻酔や血管収縮剤による化学的なダメージ(一時的血行の低下)
    ・針、ブレード、パンチ等による物理的なダメージ(毛切れや毛細血管網へのダメージ)
    ・デンスパッキング
    ・瘢痕に対する生体の反応
    ですが大きなスリットやパンチ穴の方がショックをおこしやすいのはすべての植毛医が肯定する事実だろうと思います。
    要するに手術による頭皮環境の変化による既存毛へのストレス、例えれば台風の直撃をうけたようなものでしょうか(笑)
    実際その多くは一時的なのですが、男性型脱毛症(AGA)はヘアがだんだん小さくなるプロセスです。
    次に生えるヘアが前のものより大抵は細く小さくなりその場合は永久的脱毛と同じような結果をもたらします。
    またAGAの最終段階にあたる細い既存毛には植毛が引導を渡す結果になります。
    ちなみにショック以外で永久脱毛の原因として考えられるのは
    ・AGAの進行
    ・皮膚科的疾患
    ・外傷、放射線被爆、等でしょう。

    院長 今川

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